あらすじ
「おい山田、お前今日からゆるキャラな」大翔製菓・広報宣伝部に異動した山田は、そのままのサラリーマン姿でゆるキャラとなり、新製品「ガリチョコバー」のPRをすることに! 「わかりました。私が山田さんをプロデュースします。打合せしましょう」同僚の水嶋里美は突然立ち上がったプロジェクトに戸惑いつつも、持ち前の負けん気の強さで引き受けた。笑いと涙の、ノンストップゆるキャラスペクタクル!
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Posted by ブクログ
ゆるキャラ山田。
この設定 面白かったです。
ぬいぐるみではなく
生身の人間が ゆるキャラとは。
そういえば あまり ゆるキャラ 最近
話題になりませんね。
今回の キーポイントは
ずばり フルスイング。
見逃しの三振よりも
フルスイングの三振のほうがいい。
やらないよりも
やって後悔せよ。
実行あるのみ。
安藤さんの職業作品。
良いですね。
次は 何を読もうか ワクワクします。
Posted by ブクログ
中堅菓子メーカーである大翔製菓に勤める山田が生身のゆるキャラとして活動していく中で、蔓延する企業病(セクショナリズム)、人のつながり、仕事の楽しさを知り、問題を乗り越えていくお仕事小説。
登場人物に悪い人がほとんどおらず、スッキリした結末です。おすすめ。
Posted by ブクログ
テレビドラマ化にぴったりの作品。
希望どおりの部署には配属されないのが宮仕え。であっても目の前の仕事に取り組むのは全力で。空振りを恐れず常にフルスイングすることが大切。その攻めの姿勢こそ活路を生み出す原動力だ。
元気をもらえる安藤節でした。
(それにしても山田。それでよかったのか!? 里美より理沙子の方が魅力的に思うのだが…)
Posted by ブクログ
新人の頃、琴平部長は私によく言っていた。
<思いだけで仕事をするな>
この言葉の真意が今、少し分かったような気がした。
しょい込み過ぎるな。もっと軽やかにやってみろ。きっとそういうメッセージなのだ。
「あいつが一貫して捨てていないものが、ひとつだけある」「遊び心だよ。会社中を敵に回すことさえ厭わない、筋金入りの遊び心だ」
山田さんと話していて、これから心がけるべきことが見えてきた。
考え込む前に行動すること。
行動しながら常に考えること。
そして最後に、足りないものはみんなで補い合うこと。
Posted by ブクログ
このかたの良さでもあると思うのだが、読み始めは軽さが少し気になり、あまり好印象を持たなかったが、後半は楽しめた。ビジネスマンものでは、ありがちな話ではあるけど、人間関係とかでも楽しめました。
Posted by ブクログ
菓子メーカーの広報宣伝部に異動になった山田。
それと同時に会社の『ゆるキャラ』に任命される。それが社内ですこぶる評判が悪い。
それでも、人との縁を大事に、他部署の人とも打ち解けようとする山田の姿勢に、普段の自分の仕事や職場を重ねずにはいられない。
2016.8.7
Posted by ブクログ
安藤さんの作品で読んだのは、これで3作目。
今回は、大翔製菓の広報宣伝部を舞台に、「働くこと」をテーマにした内容。
前作?前々作?の「営業零課接待班」のような少し現実離れした内容ではないが、弱者が、それでも逆境に向かっていくんだという部分が、今回の作品にはなかったのが残念だった。
しかし、現実的な内容ではあるし、やや恋愛も混じりそれなりのクオリティーではある。
Posted by ブクログ
完全おふざけのようでそうではなかったし、特に前半面白かった!一つのプロジェクトに関わるいろんな人の戦いってかんじ。でも後半はぽんぽんぽーんって話が進んでいっちゃったから、よかったね~という読後感でした。
Posted by ブクログ
一社員をゆるキャラに抜擢するという発想は面白い。様々な人物の立場から物語っていることに最初は違和感があったが、結果的にはそれぞれの考え方が描かれてよかった。ただ、全体としては普通のお仕事小説という印象だ。