あらすじ
「書けない」悩み、解決します!「書くことがみつからない」「どう書けばいいか分からない」「文章がまとまらない」…評論家・教育者として30年来活躍する文章指導の達人が、様々な「書けない理由」を解きほぐし、解決法を伝授します。豊富な文例を交えながら「自分らしい文章」を書くコツと歓びを伝える、大人のための文章入門。
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Posted by ブクログ
最近趣味の創作(小説)が上手くいかず悩んでいたため手に取った。
やはり「堅苦しく考えすぎず身近なことでもとにかく書いてみること」などのある種月並みなアドバイスが多かったものの、序盤で「つまらない文章」を紹介し「プライドを捨てろ」などのアドバイスもあり、中々切れ味鋭く身につまされた。
自分の習慣を変えるのは中々難しいことではあるが、日記やエッセイからでも気軽に書いてみようと思う。
Posted by ブクログ
・書くことは、「新しい自分をつくる」こと。
→自分という人間を見つけなおし、言葉によってつくりなおすこと。
・活字まみれの時代の「自分づくり」。
→他人の書いた文章にたえまなく侵食されていて、「自分の」境界が保ちにくい。自分が何をどう感じ、何を考えているのかが、はっきりしなってくる。そんなとき「自分」を確かめる一番の方法が、文章を書くこと。書くことによって、一個の考えを持った「自分」がはじめて生まれる。
・読んだ本や文章からお気に入りの部分を抜き出して、ノートに書き写す
→見本にしたい文章のモデルを集める。自分の感性に忠実に。書き写す分量は、1-10行程度で充分。感動しただけでなく、わからない部分があるけど気になる、発想に驚いたという文章も。
・「気になる言葉」を集める
→書き写した文章からノートの余白に抜き出す。関心を引いた言葉(単語)、面白い比喩・形容、特徴的な表記、自分も使ってみたい言葉。
・メモ帳を持って街に出る
→できるだけその場でメモ、内容を増やす、文章を書く前にはメモ帳で着想を確認する、取捨選択や並び替えで作品の構成を検討
・メモは箇条書きでなく、紙面全体を使って放射状に書く
Posted by ブクログ
具体的な書き方よりも書くということはどういうことなのか、書く素晴らしさを訴えてくる本だった。どちらかと言うと、レポートなどの必要のための「書きたい」ではなく、趣味としての「書きたい」人向け