あらすじ
「このホテルを守るため、僕と結婚してくれませんか」
結婚願望0%、仕事一筋の花籠あやね27歳。上司とのいざこざから、まさかの無職となったあやねを待っていたのは、なんと眉目秀麗な超一流ホテルの御曹司・太白からの“契約結婚”申し込みだった!
しかも彼の正体は、仙台の地を治める大妖怪!? 次々に訪れる妖怪客たちを、あやねは太白と力を合わせて無事おもてなしできるのか――!?
杜の都・仙台で巻き起こる、契約夫婦のホテル奮闘記!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
太白さんが、ただのイケメン御曹司ではなくて、虚弱体質で体力がなかったり(理由は終盤で判明)引きこもりもといインドア派だったりと、弱い部分も見えて好感が持てました。
正体には驚きましたが……あれはあれでも、あちらだったとは(精一杯ぼかした表現)
最初はただの契約結婚でしたが、仕事上のパートナーとしても、また恋愛のパートナーとしても強い絆で繋がれていく二人を応援したくなりました。
あやねさんがまた与えられた役目を誠実にこなそうとする真面目ないい子だったので余計に。
太白さんの教育係の不器用な親心とかも透けて見えてニヤニヤしたり(でも、あやねさんにはなかなか通じない)世話役の猫又の小泉さんに癒されたり、サブキャラも魅力的でしたし、仙台の観光地巡りもできて、何とも充実した内容のお話でした。
立沢夫婦の話、色々と泣けましたし……人間と妖怪の恋、主人公ペアもそうなりますが、他者の考え方に縛られず、自分たちなりに幸せになって欲しいです。