あらすじ
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苦労のメカニズムや意味を仲間と共に考える「当事者研究」を通し、「ネガティブ思考クィーン」の細川貂々が生きづらさと向き合うコツを探るコミックエッセイ。「べてるの家」向谷地生良さんも登場。
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Posted by ブクログ
ジャンルは、精神保健や福祉になるかとは思うんですがまぁ、コミックエッセイですよね。
こういうジャンルの本を手に取りにくい人にはコミックエッセイ形式は手に取りやすいと思います。
てんてんさん自身が体験するという形で当事者研究というものがどんなもので、どのように行なわれてどんな風に影響するのかを解説してくれている感じです。
要所要所に良い言葉があり「お前はダメだって聞こえた時は一番辛かった時と同じキケンを知らせてきているってこと」「人とことをわける」「自分がヒーローになってはダメ。自分が誰かを救ってあげてはダメ」などは目からウロコ感、唸るような納得感がありました。
私事ですが近頃、ある社会的な場の状況が特定の人の個人的事情によりうまく回っていかないという現象があり、その人を非難しているわけではないけれども状況を改善したいという提案を全体にするのにとても苦心した経験があり、どのようにすれば個人非難という誤解を得ないよう全体状況を改善する提案や策を考えていけるかということをずっと考えていました。
これだと思いましたね。「人とことをわける」。
みんながそのように考えてくれるわけではないだろうから難しいことには変わりないですが、考え方としてそういう風に気がついているのと知らないのとではコトにあたる姿勢が変わるだろうと思いました。
その意味で自分はいいタイミングで本書を手に取りました。
かなり前の方で「枠にはまって動けなくなると人は考えることをやめてしまう」から「そうならないために話し合いが大事」と向谷地さんが言っています。
上に書いた自分の体験にも通じますが確かにそうだなぁと思いましたね。
向谷地さんも川村先生も薄っすら知ってる自分は、自分の関係者を見放された経験があるのであんまり信じてないし「精神医療の開拓者」みたいな扱いをあちこちでされてるのを見ると正直興醒める心地がするのですが、当時から数十年経っていることを考えつつ本書を読んだ今、彼らも変わったのかなと少しだけ気持ちが緩みました。少しね。
てんてんさんが「ネガティブでいい」と思えるようになったことは間違いなく良かったことで、それを読んだ私たちも「そうか、ネガティブでもいいんだ」と少し肩の力が抜けるんではないでしょうか。
Posted by ブクログ
ネガティブな自分を受け入れる、なかなか難しいかも知れませんが、自分もできるようになりたいなぁと思うことができました。また、当時モノ研究について、てんてんさんの漫画のおかげで楽しみながら学ぶことができました。
Posted by ブクログ
「べてるの家」には昔から興味がある。
ネガティブな自分を受け入れることから始めた貂々さん、当事者研究に参加。弱さを公開し、分かち合い、その人のありのままを尊重する。それが幸せを見つけるヒント
Posted by ブクログ
当事者研究……ちょっと難しいけど、自己理解と生きづらさに対して寛容になるためのもの……かなあ。何度か読んでみて、自分もなんとなくやってみてもいいかもしれない
でも
実際 働けて暮らしていけるお金があるならいいけれど
どうしても仕事が続かないなど
生活に困る
人に攻撃?的になるなどは
どうしたらいいんだろう
とまた不安になりました(笑)
違うグレーゾーンなのかなと思いましたが
そういう場所に行けるのは
いいきっかけになりますね
Posted by ブクログ
2019/09/05
やはりネガティブ思考は幼い時の育ち方にあると
ひしと感じる。
否定がメインになるとこじらせてしまあのだろう。
自分を客観的に見て、振り返り、それを苦しいと感じる。
そこから解き放たれるには