あらすじ
(章立て)
一章 板門店ディナーの政治学
二章 たかが冷麺、されど冷麺
三章 トランプに反日エビを食わせる
四章 朴槿恵は”独り飯”で追放された
五章 済州島の水とミカンに託した文在寅の陰謀?
六章 ”独り飯”に罪はないものを
七章 大統領の”招待飯”ではずされた
八章 韓国政治1番地、光化門の政治学
九章 食い物にこめられた亡国の恨
十章 韓国人がイヌを食わなくなった
十一章 ”肉のスープ”に込められた北の政治学
十二章 屈辱の”ブデチゲ”は美味い?
十三章 反日愛国に揺さぶられる食文化
十四章 キムチとビビンバの政治学
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
韓国・北朝鮮政治について食文化の切り口から論じた本。韓国在住歴40年の産経の論説委員である黒田氏による一つ一つの分析は、新書なので必ずしもアカデミックではないが、圧倒的な経験値によって養われた直観でもって尋常ならざる深みがある。単に韓国の食文化を紹介するだけの本ではなく、かといって単なる韓国・北朝鮮政治の本でもない。歴代大統領を含む現地の要人との太いパイプ、在韓歴40年で築かれた韓国語能力と韓国への深い理解に根差した、唯一無二かつ最高に面白い本。「めし食ったか」があいさつとなっているほど食が重要である朝鮮半島について、適切な切り口で論じた韓国に対する誰よりも深い理解を持った筆者による最高の新書。
Posted by ブクログ
1970年代からつぶさに韓国を見てきた筆者による、韓国の食と政治談義。面白かった!
韓国の「反日愛国」にまつわる話もピリリと差していて愉快。決して嫌韓ではなく、(しょうがないなぁ)という言い方に好感が持てる。
そしてお腹がすく。