【感想・ネタバレ】新!働く理由のレビュー

あらすじ

著者累計30万部、ベストセラー『座右の寓話』著者の代表作が12年ぶりに全面改稿。
「やりたいことがない」「才能って何?」
「好きな仕事と向いてる仕事って違うの?」
「今の仕事でいいんだろうか?」
「だいたい、人は何のために働くんだろう?」

その答えを人生の先輩たちに訊いてみよう!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「なぜ働くのか?」の私の答えは「よく生きるため」である。
著者は、この本の中でそう言っています。


わたしがこの本を読んだのは、
今の自分の働き方に疑問を感じることが多くなっていたからです。

自分のこれからの働き方を考えたときに、今の職場にこの先ずっといるイメージがわかないし、いたくないな、っていう漠然とした感覚が芽生えてきて、
もっと自分の時間を楽しく、有意義だと思えるような仕事をすることに使いたいと思うようになりました。

そんなとき、本屋さんでたまたまこの本を見付けたのが、読んだきっかけでした。



著者の「なぜ働くのか?」の答えは「よく生きるため」でした。

「よく生きる」とは、
未来に目標を設定し、何らかの価値を追求して、その実現を図ろうとする創造行為であり、

「よく生きる」ためのコツは、
仕事を「自ら進んで受け入れる責任」だという前提のもと、できるだけ自分に適した仕事を選び、その仕事を通じて「自己実現の達成」と「普遍性の追求」を目指すこと。


名言を切り口に、筆者の「働くこと」に関する様々な考えが述べられていて、
なるほど、たしかに!、そういう考え方もあるなぁ、
と非常に興味深く、夢中で読んでしまいました。


・やりたいことは、やらなければならないことの向こう側にある
・質を担保するのは結局のところ量
・自分でないものとの関係の中で現れてくるものが自分
・労働はほんらい「贈り物」である
・勉強するのは「生き方を選択する自由」を獲得するため
・好きは移ろいやすく、嫌いはあまり変化しない


やりたいことがわからなくて悩んでる人や、これから働き始める人にオススメしたい本です。


余談ですが、第2章で出てきた、
「恋は点であり感情であるのに対して、愛は線であり意思である」という著者の言葉がステキだなぁと思いました。

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2019年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ただ生きるのではなくよく生きる(ソクラテス)美しく、正しく、生きる。自分を犠牲にすること、ではない。自己実現と社会的自己実現。

人生に「いつか」はやってこない。

好き、の視点は赤ちゃんのガラガラと同じではないか、消費者として好きか、生産者として好きか、需給のバランス

職業とは、時間とお金とエネルギーをかけて知識や技術や価値観を習得し、それを消費者に提供することでお金を得ること。
好きなことでも面倒くさいこと、苦しいことは多い。苦労が多くてもこれをせざるにはいられない、もの=好きなこと
好きは名詞ではなく動詞で考える。現象ではなくどんな行動が好きか。

やりたいことが解らないのは、豊かな社会の宿命。
物の豊かさより心の豊かさを求める。何が心の豊かさかわからない。

やりたいことをやる、ではなく、やりたいようにやる。やりたいことには過度にこだわらない。好きなことにも過度にこだわらない。

今の会社に対する不満を解決するための転職は間違い。
人生は、10%は自分で作るもの、90%はどう引き受けるか。=配られたカードで勝負する(スヌーピー)

運がいい、とは新しい経験を積極的に受け入れた結果。
失敗よりも行動しないことのほうが後悔する=行動しないことは成功にはつながらない

仕事だけが人生じゃない。しかし重要な部分を占める。仕事は責任を伴う。だからこそやりがいを得られる。遊びではこうはいかない。

転機をどうとらえるか=変化は良いもの、と受け止めること。

本当の自分、とは神話。どこにも存在しない。
承認欲求を必要以上に否定しない。もともと群れで生きる人類なら当然の欲求。不健全な承認欲求は否定する=過剰で刹那的なもの。承認欲求の奴隷にならない。

カセギとツトメ=働くことの意味。
働くことが世界と自分をなじませて、他社とつながるために一番簡単な方法。

好きなことを一生懸命やっているのは変わり者ではない。
人生には節目がある。仕事の節目は長い。
自分がどういう仕組みの中で働いているか、を考える。

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2023年07月24日

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