【感想・ネタバレ】はじめてのアルゴリズムのレビュー

あらすじ

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アルゴリズムを楽しく学ぶ!本書はアルゴリズムをただ単に学ぶというのではなく、「なぜアルゴリズムを学ぶ必要があるのか」を説き起こす。前提知識を必要とせず独習でもアルゴリズムを学べるよう工夫してある。ていねいな語り口は一層の理解を助けるだろう。初学者はもちろん、アルゴリズムをしっかり学び直そうとしている読者にも最良の書である。

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Posted by ブクログ

本書のタイトルが掲げる「はじめての」という言葉に、多くの読者はアルゴリズムの事を分かりやすく記した本だと思うのではないだろうか。しかし、実際にページをめくれば、その期待は裏切られることになるだろう。著者は分かりすく書いたつもりかもしれないが、受け手にとっては決して誰にでも分かりやすい本ではないと私は感じた。
​私自身、アルゴリズムの深い理解にはまだ自信がない。しかし、本書を通して「ソート(整列)」や「騎士の巡回問題」といったキーワードを脳内にストックできたことは収穫であった。意味の完全な理解は後回しにして、まずは用語のフックを作っておく。この「とりあえず言葉だけを引っかけておく」という読み方をすれば、本書は悪い本ではないと私は巻感じた。
​​もし、この本で得られなかった「分かりやすさ」や「深い理解」を切望するならば、現代にはインターネットやAIという強力な武器がある。本一冊に執着せず、ツールを使い分けて上手に活用する事なのではないかと思う。

巻末の読書案内は有益であったが、巻頭に記してくれた方が本探しがいくらか容易になるのではないかと思ったので、個人的にはその方がよかった。
アルゴリズムを学ぶ前に知っておくべき前提知識の整理や、学び順の提示。それらが欠けた状態では理解が難かしいのではないかと感じた。本書は、私にアルゴリズムの知識を授けてくれたというよりは、自身の立ち位置をいくらはかは明確にさせてくれた一冊であったようには思った。

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2025年12月21日

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