あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
マッキンゼーのコンサルタントとしてキャリアをスタートさせながら、英語ができず、数々のプロジェクトで悔しい思いをしてきた著者が、ある日思いつき、自身がクライアントにさんざん説いてきた「問題解決アプローチ」を英語学習に適用。するとそれが劇的な効果を生んだ!
本書は、「英語力を伸ばすために、最も効果的な方法とは何か」を徹底的に追究したどりついた「英語学習の神髄」を、最先端の言語学の知見と科学的根拠に基づき紹介。
さらに、効率的な学習法にとどまらず、「勉強する時間をとれない忙しいビジネスパーソン」のために、「1日3時間」を生み出す時間術や、英語学習を継続させるための秘訣、「必ず英語が話せるようになる」環境を整えるためのアドバイスまで、全方向からサポートする。
[本書の内容例]
●「単語はじっくり覚えてはいけない」
→人間は忘れるのはあたりまえ。エビングハウスの忘却曲線を利用して、「1つの単語をじっくり覚えず、何回も同じ単語に出合うように覚える」のがポイント。最も効果的な暗記法を科学的根拠とともに詳述!
●「例文暗記で話せるようにはならない」
→どんなに「使える」英語フレーズを覚えても、実際に話すときは例文に載っていない、そのとき言いたいことをその都度文章化する必要がある。鍛えるのは文章化の力!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
英語学習伴走サービス「プログリット」の代表・岡田祥吾氏による一冊。
近年、利用者が増え勢いのあるサービスであるプログリットについては、本田圭佑さんやくるまさんなどのYouTubeを通じて以前から気になっていた。本書を手に取ったきっかけは、私自身が海外旅行を控え、改めて英語学習に向き合う必要性を感じたことにある。英語を「なんとなく勉強する」のではなく、正しい考え方と効率的な手段を知りたいと思った。
私自身、大学受験のために英語は必死に勉強した経験がある。しかし、その成果は試験用の英語にとどまり、実際に使える英語力には結びつかなかった。TOEICは500〜700点あたりを行き来しているものの、特にリスニングとスピーキングには強い苦手意識がある。本書は、まさにそのような「日本人英語学習者あるある」に真正面から向き合っている。
本書の特徴は、日本人が英語を使えない根本原因と、その対策を非常に体系立てて説明している点だ。精神論ではなく、「なぜできないのか」「では何をすればよいのか」が明確で、納得感がある。
特に印象に残ったのはリスニングの構造化だ。
リスニングは以下の2ステップに分解できると説明されている。
STEP1:音声知覚
耳から聞こえた音を正確に認識し、単語の並びとして捉える段階。
STEP2:意味理解
認識した単語や文から、文章全体の意味を理解する段階。
音声知覚ができない原因として、
単語・文法の基礎知識不足
音の連結や消失、フラップT、弱形といった英語特有の音変化への理解不足
音声知覚や意味理解の処理スピードの遅さ
などが挙げられており、どれも心当たりがあった。
対策として紹介されているのが、多読やシャドーイングだ。
多読は「英語を英語のまま理解する」訓練であり、途中で日本語に戻らないことが重要だという指摘は目から鱗だった。また、シャドーイングについても、音声知覚に使われる脳のリソースを最小限に抑え、意味理解に回すための訓練として位置づけられており、目的意識を持って取り組むことの大切さを理解できた。
もう一つ強く刺さったのは、「英語は一朝一夕では身につかないが、毎日3時間を3ヶ月続ければ、目に見える成果が出る」という言葉だ。成果が出ればモチベーションが生まれ、継続できる。だからこそ、まずはやり切れ、というメッセージは非常に現実的で背中を押された。
本書を読んで、英語学習は才能やセンスではなく、正しい方法と十分な時間投下の問題だと再認識した。まずは自分のスケジュールを見直し、時間を捻出して、3ヶ月本気で取り組んでみたい。