【感想・ネタバレ】うつせみ屋奇譚 妖しのお宿と消えた浮世絵のレビュー

あらすじ

調布は深大寺の近く――武蔵野の自然が残るその地には、子どもにしか視えない宿屋がある。幽霊や妖怪など<人でないモノ>が泊まる宿屋、「うつせみ屋」。人間は、〈特別な用〉がなければ、入ることができない。怖がりな小学六年生の鈴は、ある夜、浮世絵師だった亡き祖父の霊に「浮世絵から出ていった絵を――〈あの子〉を探してほしい」と頼まれ、祖父のヒントを頼りに、うつせみ屋にたどり着く。鈴がそこで出会ったのは、どこか寂しげな面持ちの青年店主・晴彦と、気まぐれに自分を助けてくれる白い狐だった。晴彦から、祖父が浮世絵師を志すきっかけとなった浮世絵コレクションを見せられた鈴は、うつせみ屋に通うことを決意し、時に晴彦からヒントを与えられながら、絵の正体へと近づいていく。人でないモノの宿は、怖い。しかし、妖の宴に巻きこまれ、妖と言葉を交わすうちに、鈴は怖がりながらも、うつせみ屋に惹かれるようになる。やっとできた学校の友達の京子にせがまれてうつせみ屋を訪れた鈴だったが、そこで京子が行方不明となり…。果たして京子を救出できるのか。あの白い狐は何者だったのか。ハラハラドキドキでラストまで一気読みの本作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

後向きで臆病な女の子が死んだ祖父の願いを叶えるためにちょっとずつ強く前向きになっていく物語。
祖父の浮世絵は人間だけでなく妖怪たちにも人気だったんだなぁ...。
絵暦のことを分かりやすく教えてくれる和尚狸優しい

もっと妖怪たちと和気あいあいとするのかと思いきや現世と幽世がしっかり別けられていた。
基本妖怪たちがいられるのは幽世のうつせみ屋くらいなのか。

ちゃんとした用がなければ入ることができないうつせみ屋、これからも晴彦さん一人でやっていくんだな...

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2025年03月28日

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