【感想・ネタバレ】あなたもスマホに殺されるのレビュー

あらすじ

中学教師・鈴木のスマホに、ある日「自殺相談室」という怪しいSNSから招待が届いた。自殺志願者の匿名の相談に、4択から1つ意見を選び答えていく中で、鈴木は他人の人生を覗き見るような感覚の虜になっていく。しかし、担当クラスの女子生徒・雨宮を招待して以降、いつのまにか「自殺相談室」が学校中に蔓延し、ついには新人教師の山本が自殺してしまい……。あなたも他人事ではいられない、驚愕のサイバー・ミステリー!

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Posted by ブクログ

今日読み終わりました!さすがです!またまた冷や汗かきながら一気読みしちゃいました。この作品は映画化してほしくないなあ。。。イメージが崩れそうだし。。

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2019年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スマホを落としただけなのにシリーズの別シリーズ。
前半は読みにくい本だなと思っていたけど、後半の読み応えが良かった。狂った人ばかり出てくるし、展開が読めなかった。
よくできてる「自殺相談室」というサイト。

スマホのサイトなのに、相談する人たちが身近過ぎるなとは思った。

最後のオチの意味がよくわからなくて、妻と押尾が兄妹だった?とか思っちゃったけど、ここで同一人物だと分かった。なるほど。

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2025年06月21日

Posted by ブクログ

一気に読んでしまった…!
こっちが洗脳されそうで、ゾクっとしました。
最後の一言が衝撃的で、色々内容を思い出して整理するのが楽しかったです!

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2024年06月22日

Posted by ブクログ

ネットによる洗脳への警鐘。かと思えば人間の嫌な部分を見せてくる。最後の最後まで面白かった。
 疑問。鈴木信二は奥さんが「押尾」と知っていて結婚したはず。なんでだ?

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルが面白そうだったのと、「スマホを落としただけなのに」の作者の作品だと知って興味が湧いたため手に取った。
この本の面白いところは、細かい伏線が随所に張られていることだ。だからこそ、後半で伏線がどんどん回収されていくときに、ゾワゾワしてしまった。何より、鈴木の周囲の人間の様子がおかしくなるに従って、「鈴木どうにか最後まで生き残って〜」と思いながら読み進めてしまうほど、物語に熱中していた。しかし、結果的に鈴木は自殺という道を選択してしまう。
この作品の恐ろしいところは、鈴木に感情移入させておきながら、その鈴木本人が実は洗脳されていたことが終盤で明かされる点だ。人間の脳がいかに脆く、洗脳されやすいのかを考えさせられた。それと同時に、私自身も洗脳されているのではないかと思うようにもなった。私の価値観や思想というのは、果たして本当に私の意思で形成されたものなのだろうか。私が見るツイート、私がフォローするインスタグラマーは、果たして私の思考がどれほど反映された結果表示されたものなのだろうか。現代においてそんなことを考えるとキリがないのも事実だが、同時に、私たちが人間らしくあるためにもこの問いに向き合うことは重要だと思う。本作は、私に洗脳やネット社会、AI技術の恐ろしさを改めて感じさせた。

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2023年08月25日

Posted by ブクログ

『スマホを落としただけなのに』の志駕 晃さん。

本作もスマホをモチーフにしての文庫書き下ろし作品。

主人公、中学教師・鈴木信二のスマホに届いたのは「自殺相談室」というSNSからの招待メール。

自殺志願者の匿名の相談に答えるとポイントが貰えどんどんステージアップして行く。

「自殺相談室」と言ういかにも怪しげなアプリ、出会い系、カルト、臓器提供と次々と怪しげな単語が出て来て不穏さが増して行く。

後半、スマホから話が逸れて行く感覚になったがアプリを悪用してのリアルな現実にぞっとする。

ラスト一行のどんでん返しには衝撃が走る。

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2023年02月14日

Posted by ブクログ

面白かった。
最後の最後まで隠された真実に気付けなくて、最後の一行で「えっ?!」となって、関係しそうな箇所を読み返した。

「日本人は皆何かしらに洗脳されている。世間体とか人並みの幸せとかいう考え方に、自身がマインドコントロールされている。」
「現代人は時間が有限だってことを理解していない。考え方によっては、時間はお金よりも重要なのに、平気で何時間もスマホをいじって時間を潰す。本来だったらその時間で、本を読んだり勉強したり、家族との団欒をたのしむべきなのに、巨大プラットフォーマーのために、貴重な時間を搾取され続けているんだ」

ーーーというのが胸に刺さった。自分の夫婦も、同じ空間に居ながらにしてそれぞれに携帯をいじって過ごすことが多くあり…反省した。

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2022年04月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「悩み(心)のビックデータを集めた。…。どうアドバイスすれば、自殺させられるかが分かった」最後の中河内が怖い。

「自殺相談室」からのメール。内容は人生相談と4つの選択肢(4番目の回答は「自殺する」)。このメールに返信するとき、回答として「自殺する」を選べる人と選べない人がいる。善悪は関係ないが、選べる人は、ステージをどんどん進んで幹部になっていく。または卒業していく。そして、選べない人は、…。

質問者に対しては、簡単に「自殺する」と回答できても、自分が質問する場合は、「自殺する」と答えて欲しくなかったりする。自分の回答で質問者が自殺してしまったら、きっと眠れない。だから、「自殺は心の安楽死」という”おまじない”が発生して、納得させたりする。

よくできたSNSだと感心してしまう。マインドコントロールとか洗脳になるのかな。ただ、SNSの運営から考えると、自殺者は必要だけど、どんどん卒業者も必要な気がする。最終的にはポイントを没収することでしか、儲けることができないのでは、と悩む。
ただ、日本では、月間1500人くらいの方が自殺される。その何割かを取り込み、仮想通貨で運用すると考えれば、採算的に問題ない。かも。

最後に、テニス部のキャプテンの自殺の場面を振り返る。もし、私が鈴木先生だったとしたら、あんなやり取りがあっても、響子さんと結婚するでしょうか。疑問です。

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2022年03月15日

Posted by ブクログ

スマホ関連で起きる事件をテーマにした小説は恐い。身近に潜む罠という感じ。この作品も例にもれず、うす気味悪さと読後の脱力感を連れてきた。
私の印象はさておき、内容はとても面白くて読みやすかった。

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2020年11月21日

Posted by ブクログ

先が読める展開だったが、それを差し引いても面白かった。最後で、予想を超える展開だったが、後味が悪い。事実関係が分かった上で、もう一度読んでも楽しめると思う。

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2020年01月07日

Posted by ブクログ

スマホシリーズ3作目。
中学教師・鈴木のスマホに、ある日「自殺相談室」というSNSから招待が届いた。匿名の相談に対し、4択から1つ選んで答えていくと、自殺ポイントがもらえる。

単なるゲームなのか、相談者は実在するのか。
このSNSは、自殺を勧めているのか、防止しようとしているのか。洗脳? 宗教?

先が気になって一気読み。
ラスト一行に驚愕!!
面白かった。

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2019年03月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「あなたもスマホに殺される」
ラストが驚愕。


スマホ括りの第2分類に当たる本作。第1分類のスマホ落としたシリーズでは、文字通りスマホを不注意で落としてしまい、個人情報が流失し、犯罪に巻き込まれる恐怖が描かれていた。スマホは便利だけど落とさないように!君の情報が詰まったものだから常に注意しよう!周りは善人ばかりではない!彼氏がズボラな人は要注意!というメッセージがあった。


第2分類の本作は、第1分類とは異なる危険性をテーマにしている。それは依存と洗脳だ。


中学校で教師をしている鈴木は美人な奥さんと可愛い息子を持つ普通の男だ。少々不眠気味で引っ込み思案な彼だが、平和に暮らしていた。しかし、ある日「自殺相談室」というSNSから、鈴木に招待状が届く。次々と寄せられる相談、貯まるポイントにより、初めは気味が悪いと思っていたが、鈴木はどんどんはまっていく。寝ても覚めても状態で妻に隠れてこそこそ、職員会議中でもポチポチが止まらない。どんどん依存が高まっていくのだ。あんなに怖いアプリなのに何故辞めないんだ!?と何度突っ込んだことか。


しかし、依存は大したことではない。いや危険なのだが、それよりも危険な要素がある。それが洗脳だ。「自殺相談室」を始めたユーザーを次々と洗脳していく。実は鈴木はそこまで洗脳されず、生徒や同僚が次々とおかしくなっていくのを止めようとする。が、これは〇〇だった。


依存は如何に危険か。洗脳は知らず知らず行われていく。しかし、この二大テーマだけで終わらない。終わるどころか、最後を読むとスマホは危ないとかアプリは危険だとかは壮大なフリだった。結局は一番の恐怖は人間の悪意なのだ。


結局あのストーカーは何だったのか、妻は最終的にどうなるのか、気になる点は残る。が、しかし、現代の便利なスマホやアプリに内在する危険性をあぶり出している。その点からスマホ落としたシリーズより断然ノンフィクション割合が高く、ホラー小説に仕上がっている。前作にはまった人もそうでない人も読んで楽しめるはず。

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2019年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いや~エピローグにも驚かされたが、ラストの一行にはもう仰天!と同時に全ての伏線が気持ちいいほど繋がって痛快。読み返してみるとこれがまた違和感なくて更に唸る。よくできてるぅ~。
生きていく上で、家庭なり属する組織なり師事する相手なり、誰かしらの洗脳を無意識に受けることは避けられないんだな。今の時代そこにスマホというツールが加わってより危うさが強まる。一歩間違えればとっても怖いこと。知らぬ間に自分も…。
新作が出る毎に増すおもしろさと勢いに感心。

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2019年03月14日

Posted by ブクログ

スマホを持っているのが当たり前の時代になってきた。子どもから高齢者までかなりの人が使っていて、パソコン並みの機能をサクサクと使いこなしている人も多いだろう。

昔はパソコン通信やゲームを夜遅くまでやっていることが問題視されていたが、今はそれがスマホに移ってきている。パソコンと違って簡単に持ち運べるし、SNSで即座に友達と連絡が取れるのは便利だろう。しかし、だからこそ常に持ち歩かないと不安になるし、触っていないと手持ち無沙汰にもなってしまう。私もそうだった。

しかし、最近では意識してスマホを使わないようにしていて、ここ一年ほどは1ヶ月のデータ使用量が1Gを下回っている。動画はほとんど見ないしオンラインゲームもやらず、使うのはLINEやメールといった通信機能がメインだ。最近ではFacebookもアカウントを一時休止にしているので、これならガラケーに替えても良いだろうぐらいの勢いだ。

以前は、スマホで色々な情報を探しては見ていた。しかし、そうすることで本を読む時間や移動中に考え事をする時間が少なくなり、何となくもったいないなと感じた。それからしばらくの間、意識してスマホから離れてみたが、使わないことに慣れてくると特に支障はなくなった。

スマホを使わないことで被る不利益があるかもしれないが、使わないことでのメリットの方が上回っているような気がするのだが、それはまた別の機会に整理して書かせていただこうと思う。

志駕晃さんが書かれた「あなたもスマホに殺される (角川文庫)」は、スマホ社会の恐さや落とし穴を描いた物語だ。「スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 )」が映画化されて注目を集めている志駕晃さんだが、第3弾となる本作品も前作までに勝るとも劣らないスリル満点の物語となっている。

物語の主人公は、中学校で国語の教師をしている鈴木信二。冴えない風貌と体型の信二には驚くほど綺麗な妻と可愛い息子がいるが、過去の苦い経験がもとで軽い睡眠障害を患っていた。

眠れない時にはスマホのアプリやサイトで時間を潰していた信二だが、ある夜「自殺相談室」というサイトへの招待メールが届いた。軽い気持ちで覗いてみると、様々な悩みに簡単な操作で答える形式になっており、回答後にポイントが付与されて換金もできるという新しい仕組みだった。

ちょっとしたお小遣い稼ぎのつもりでサイトを利用していた信二は、友達機能で同僚や教え子を招待するが、招待された側が自殺してしまったり不可解な行動をとるようになる。さらに妻までもが不可解な行動をとるようになり、信二は徐々に精神的に追い込まれてしまう。

一見あり得ないような設定や展開ながら、もしかしたら現実に起こるかもしれないと思わされる巧みな設定が素晴らしい。そして最後に判明する驚きの大どんでん返し。やられたという感じだ。思わず一気読みしてしまったが、改めてスマホやネット社会の怖さを感じた一冊だった。

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2019年03月08日

Posted by ブクログ

自殺相談室というアプリから展開する物語
そのアプリにハマる教師が
その周りで起こる出来事に巻き込まれながら
結末は・・・
そして最後に、そういうことだったのかと

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2020年06月03日

Posted by ブクログ

タイトルに「スマホ」って入れたかったんだろうな~
タイトルがいまいち、内容的に違うほうが良かったかな。

落ちがわかりにくい、というか丁寧でない。
「なんなんだ」って感じで終わっちゃった。

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2020年01月20日

Posted by ブクログ

なんか気味が悪い、そんなストーリーだった。スマホのなかでの人間関係ではなくてリアルな人間関係が築ければ、自殺を思いとどまれる件数がどれだけあがるのか、と思わざる負えない。人間は友達や家族の愛やサポートでどれだけ救われるか、私もつらい経験を家族や親友がそばにいてくれたという事実だけでうんと救われて今も生きている。だから私も彼らがそんな状況になったら一番最初に駆け付けたい。

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2019年12月15日

Posted by ブクログ

期待以上!怖かった。ちゃんと事件が解決していくところがいい。
ラストはやられた!
なんで気づかなかったんだろーっ

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2021年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

…最後、こわっ。
妻と親友が黒幕…マインドコントロールされてたのは、主人公で…

スマホで有限であるはずの時間を消費しているってのには、うん、納得。
そう、なりたくないけど…つい、いじっちゃうよなぁ…

人間不信になりそう。笑笑

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2019年03月16日

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