あらすじ
ソフトバンクでプレイングマネジャーとして数多くのプロジェクトを成功させ、
現在、ソフトバンクの社内研修の講師も務める前田鎌利氏によると、
チームの生産性は、リーダーの意思決定のスピードがカギだという。
そこで本書では、プレイングマネジャーを対象に
意思決定のスピードを上げて、超スピードで成果を出し続ける方法を解説する。
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Posted by ブクログ
最高のリーダーは2分で決める、と言うタイトルだが、内容としては部下とのコミュニケーションに力点をおいたマネージャー向けの総合的な指南書である。
意思決定に関する部分は以下の4点ぐらい。
①70%で判断
マネージャーとて弱みは弱みとして見せることが必要
②外脳
肩書きを見ない。フラットな姿勢が大切
③部下発信の案件を増やす
メンバードリブンを90%にすることを目指す
自分の上司の視点をもつ。会議に同席させるなど。
④上司を攻略する
説得のためのストーリーについてはさらっと触れられているが一読の価値あり。
①意思決定のストーリー
課題→原因→解決策→効果
②相手の感情を動かすストーリー
共感→信頼→納得→決断
あとは部下とのコミュニケーションが中心となる。
ちなみに前述の意思決定については巻末のほうにケーススタディもあるので理解を深めやすい。
Posted by ブクログ
◆4ルール
①70%精度で決める
100%の精度でも、期日に達しても、決めない卑怯なリーダーに対して述べられているので、決めることに重きを置いて書かれている。
70%での実運用は、修正が可能な期日のだいぶ前であることが前提。70%未満の状況で”決めないことを決めた”とメンバーへ伝えることが非常に重要。心理的安全性の確保と、70%以上の精度にするための情報が上がってくる土壌を整える意味がある。
②外部の脳を使う
これが出来ないと、その組織はリーダーの限界が組織の限界となる。
仕事のつながり以外では、馴染みのお店を持っているかで判断できます。調理のプロという外野の人と信頼関係を築いている実績が分かります。
③メンバードリブン
学習する組織であり、②のありたい姿ですね。
④上司を攻略
自分で「決める」だけではなく、物事を決めるには上司も視野に入れている。
◆報連相を変える
労働集約型:成果はメンバーの総和
資本集約型:総和以上の成果
雑談、セーフゾーン、育成(コーチ)型
翻訳する力・言語化
◆5つのスキル
コミュニケーション:環境・場を整える
交渉:優先順位でリソース配分
専門:複数に増やす
育成:高い視座
セルフブランディング:部下の成長
Posted by ブクログ
メンバーを活かすリーダーを目指すべき
→自分一人では限界があるから
その為のソリューション
・専門領域の外部パートナーを待つ
・上司をうまく使う
・上司のタイプを見極める 論理型、堅実型、独創型、感覚型
・上司のセーフラインを知る
・自走型の部下を育てる
・部下のマインドセットを行う
・部下への説明はプレゼンと同じ
・会社の意向をきちんと翻訳する
・チーム目標を共有する
・部下との時間を作る
・出来るだけ自分が席にいるようにする
・部下とランチする事で、時間を生み出す
・部下の人柄を理解する
・雑談をする
・夢を聞く
・部下の適正に合わせて仕事をふる
・自分が出来る事を細分化して部下に渡す
・部下のアウトプットを引き出す
・声がけは何か困っている事はないか?
・差分を褒めながらフィードバック
・会議は15分共有、15分部下からの提案