【感想・ネタバレ】身体の時間 ──〈今〉を生きるための精神病理学のレビュー

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Posted by ブクログ 2013年10月21日

精神病理の観点からさまざまの病態が整理されて提示され、すっきりとした形におさまっているように思う。精神の病が普通の人のこころのあり方と連続しているというイメージもつかみやすい。文章が流れるようで読みやすいとも感じた。

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Posted by ブクログ 2012年10月26日

精神病理の臨床例から現代が抱える時間感覚の問題点を探る。精神病理もむかしのヒステリー、境界例から、リストカット、フラッシュバック、PTSDと変遷があるがその意味合いがことなると著者は主張する。前者は自分が属する共同体や周囲の他者への信頼感(ハイマート:故郷のようなきのおけないものであり、私だけの個別...続きを読む性といったもの。普段の生活になりながらひっそりと隠されているもの)を前提とするが、後者にはそれらがないと。そして、そのハイマートを失っていることに現代の危機があると説く。そのキーワードは経験する主体性=身体にあるとする。

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