【感想・ネタバレ】復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双するのレビュー

あらすじ

まさか…わたくしを辱めるつもりですか……!? “小説家になろう”週間総合ランキング第1位!!! 裏切られた元勇者の復讐無双ファンタジー! 最強の勇者として魔王を倒したラウルは、世界の救世主となる――はずだった。私利私欲を貪る貴族たちにより、仲間や家族を殺されたラウルは、偽りの罪で処刑される。命が潰えるその直前、ついに彼の心は悪に墜ちた。……あの裏切り者どもを、火炙りにして殺す。八つ裂きにして殺す。串刺しにして殺す。地獄のような苦しみの中で、憎き者たちを全員容赦なく殺してやる……!!!! 闇の力を手に入れ蘇生を果たしたラウルは、復讐を誓い、嗤う。 「ああ、たのしみだな。――これからあいつらの血を、思う存分浴びることができる」 勇者の復活から数日後。残虐を極めた復讐無双がはじまるのだった――。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

最高

この物語を待ってたんですよ

1
2019年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

魔王を殺した勇者だが、仲間も家族も王女等に無惨に殺され、自らも拷問の末民衆にに殺される。
更なる力を持って蘇る勇者は復讐を始める。

1
2019年10月21日

購入済み

破壊衝動を解消する手段として

1巻だけ読んだものの感想です。

スピード重視の異世界無双復讐ものです。表紙で分かり切っているでしょうが, まあまあハードなので属性のない人は避けてください。軽度のエロ表現も存在します。

この作品の特徴としては復讐に無双もののスピード感を取り入れたことを上げられるでしょう。主人公は最強で1冊のうちに標的を次々と殺します。そのため復讐パートの分量はかなりのものになっています。復讐の方法も多彩かつ残忍でこの作品の長所。因果応報が基本。
その一方で削られたものがあります。それは復讐一つ一つを盛り上げる背景の描写です。良くも悪くも狂った主人公がどうしようもない悪者を残忍に殺す, という域を脱出できていないと感じます。それでいいという人はこの作品が最適解でしょう。

物語は基本的に復讐のために直接行動する主人公とその結果を書くことに比重が置かれ, そのため恨みそのものの描写が非常に薄いです。具体的には肉親が殺されたという恨みが読者にリアルに伝わらないのです。
それは過去のシーンが存在しないということと, 主人公が次々と悲願を達成できてしまうためにその“渇き”がいかほどなのかが分からないのが原因と思われます。魔法によって死者を証人にして悪事を探っていますが他人事ですよね。

それから標的そのものの設定も薄口です。主人公をいかにして苦しめたかだけはしっかり読み取れますが, 芯が入っていません。テンプレな子悪党ばかりです。
その点でサンドラさんは恵まれたキャラですが, 彼女は逆にきっかけと復讐そのものが弱いです。彼女の視点からだと主人公が「手に負えなくなったお子様」程度に見えている気がします。主君を致命的に間違えただけだし, 嫌いになれないわ。

主人公はもちろん壊れていてまさに快楽殺人鬼といった様相。若干見境なくなっている印象です。復讐以外のシーンがほとんどないのでパーソナリティはわかりません。共感するのは難しいでしょう。むしろ読者に代わってストレス発散のために破壊活動をしてくれる人と割り切るのが本作品の正しい楽しみ方かもしれません。ちなみにパーティは組みません。

レビューが復讐品評オンリーになってしまいましたが, そういう作品なので仕方がないでしょう。ほかの要素が欲しいならほかの復讐ものに行った方がいいよ。

1
2020年08月08日

「男性向けライトノベル」ランキング