あらすじ
不老不死の魔女シェリルはいつも死にたがっており、服毒自殺を試みては死ねない日々。そんなシェリルに密かに想いを寄せている使用人アシエルは、死んでほしくないと願いながらもしぶしぶ死にたがる彼女の世話を焼いている。ある日「呪いの館」があるという胡散臭い記事を読んだシェリルは、そこに行けば死ねるのではないかと考え、アシエルを連れて旅立つが…
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彼の事、好きなの？
内容にギャクぼいところがあって、面白かったです。
不老不死の魔女は、日々どうにかして死のうと色々試します。今回は新聞に載っていた「呪い殺される館」に、自分を好きでいてくれる使用人と行くことに。
結局は死ねなかったのですが、そこには自分と同じように死ねない体の人間がいて、言葉には出しませんでしたが、彼女は自分を見ているように感じたのでは？
あと、その死ねない（実際は死ににくい）体にした張本人の妖精の「人間はすぐに死んじゃうからずっと一緒にいられない。好きになると悲しい」と言う言葉を、帰りの汽車で思い出したようですが、彼女は使用人の彼の事好きなのでしょうか？ ちょっとツンデレでわかりませんでした。
魔女がしにたがるとか新鮮だな。
ネタバレあり、なのでご注意を。
別のサイトで知ったんですが、
設定がとても面白いなあ、
人間の男の子はすごく不毛な恋を
してるんだなあ、でも
面白い、と思いつつ
読みきりました。
話の流れも自然だし
何より最後の終わり方が最高に
いいなあと思います。
いつも黒い服を着ていた魔女は
明るい服を着て、再び会えることを
夢見て終わる、って
最高じゃないですか。
読後感よく終われたのは
作者の腕ですよね、
この作者の次回作にも
期待します。
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