【感想・ネタバレ】退職刑事6のレビュー

あらすじ

私が概略を話すと、父は目を閉じて首を垂れる。ややあって顔を上げたときには、まず事件は解決したと思っていい。父のお蔭で迷宮入りを免れた事件もかなりの数になり、老いてなお旺んな好奇心と推理力には脱帽するしかない。推理作家の椿氏も、父の安楽椅子ならぬ炬燵探偵ぶり、窓がまち探偵ぶりに惚れ込んでいる。退職刑事が調べて現職刑事が寝台探偵を務めるという逆の構図で描かれる「拳銃と毒薬」など、8編を収録。国産《安楽椅子探偵小説》定番中の定番として揺るぎない地位を占める、名シリーズ第6集。/【収録作】「つまらぬ事件」/「桜並木の一本の桜」/「死は木馬にのって」/「拳銃と毒薬」/「耳からの殺人」/「馬の背」/「針のない時計」/「昔の顔」/あとがき=都筑道夫/解説=西澤保彦

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Posted by ブクログ

退職刑事第六弾。

え、これがシリーズ最後だから退職刑事さんが殺される?
と思わせておいて、夢だったというのはどうだろう。
元刑事の性で犯人に立ち向かうのかもしれないが、
お年寄りなだけに例え夢でも後味が悪い。

印象的だったのは、
作家先生から手紙(!)がきて、
桜の咲く露天風呂から若い女性が消えた事件と、
バーのマスターの五年前殺人を犯したかもしれない客を見かけた話から、
退職刑事さんが出張って犯罪者を捕まえる事件。

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2020年01月27日

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