【感想・ネタバレ】退職刑事4のレビュー

あらすじ

推理作家の椿正雄さんには、元刑事の父が何かとお世話になっている。ダイイング・メッセージだの殺人予告だの、父の衰えを知らない好奇心を満たすような話の相手も、少なからず務めてくれているらしい。その椿さんがわざわざ一席もうけるという。非番の日を見繕って現職刑事である私まで招ぶからには、魂胆ありと見たが……。現職退職両刑事と推理作家が故人の梗概(ミステリ)を巡って文殊の智慧を絞る「あらなんともな」など、退職刑事の健在ぶりを示す8編を収録。国産《安楽椅子探偵小説》定番中の定番として揺るぎない地位を占める、名シリーズ第4集。/【収録作】「連想試験」/「夢うらない」/「殺人予告」/「あらなんともな」/「転居先不明」/「改造拳銃」/「著者サイン本」/「線香花火」/解説=田中博

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Posted by ブクログ

『連想試験』犯人から出された「風呂敷」「キングコング」の連想問題(笑)難しい(--;)
『夢うらない』犯人がみた夢から事件の真相を(笑)
『殺人予告』謎の殺人予告を受け取り殺害された被害者(笑)これも難しい(--;)
『あらなんともな』椿さんの友人の遺品である小説を完成させる。椿さんへの挑戦状だね。
『転居先不明』転居先不明のハガキを持って殺害された被害者。更にその被害者の息子も転居先不明のハガキを持って殺害される(笑)なかなか面白かった(笑)
『改造拳銃』過去の事件の真相が。チョット意外な展開真犯人が面白かった。
『著者サイン本』
『線香花火』

0
2010年01月23日

Posted by ブクログ

退職刑事第四弾。

推理作家が第三の登場人物になりつつある。
その推理作家が、本への書き込みを持ち込んで、
友人が殺人を犯したのではないかと心配する話が良かった。

ショートショートの脇に書き込まれた内容から
退職刑事は推理をしたが、
実際には真実の近似値を話し、
作家の気持ちをおもんばかったところが。
作家から、推理のお礼にお寿司が配達されたところも。

「線香花火にあいにいく」といって殺された男の話でも、
真実よりも情を重んじていて、趣があったかな。

0
2019年12月27日

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