あらすじ
本書は、コンサルタントが使っている問題解決の手法と、そのために必要なデータ分析について、豊富な実例を交えて解説する一冊です。
▼理論は最小限、事例をもとに超わかりやすく解説!
営業や企画に限らず、どんな仕事をしている人でも、上司から「数字で示して」と求められることが増えているのではないでしょうか。
その理由は、「数字は嘘をつかない指標であり、ビジネスのあらゆる問題解決に有用」だから。
そして、数ある問題を解決するために、「データ分析」ほど威力を発揮するものはありません。
本書では、問題解決の糸口をつかむ考え方や方法を、著者がコンサルティング現場で実践しているフレームワークを用いながら解説。
また問題解決とは切っても切り離せないデータ分析について、さまざまな事例を具体的に紹介しながら説明します。
内容としては、理論の部分は最小限にとどめ、ビジネスパーソンの要望が多い、
(1)収益管理、(2)売上増加、(3)コスト削減、(4)在庫の管理、(5)新規事業開発、(6)ウェブサイトの改善
という具体的なシーンについて、「課題や仮説の洗い出し」「分析方法決めとデータ収集」「具体的な分析方法」などを10の事例を挙げて説明します。
また、実践的なエクセルの機能の活用方法についてもあわせて解説しています。
なお本書は、2013年に刊行され、ロングセラーとして好評をいただいている『問題解決のためのデータ分析』を、わかりやすさと実践性はそのままに、時代に合わせて事例等を大幅に入れ替え、全面的に加筆・再編集したものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
事例が豊富で分析ステップと考え方が分かりやすかった。
分析の目的を明確にした上で、ロジックツリーによる仮説立案、実態に即して仮説を見直す。
新規顧客獲得に関する分析であればRFM分析や顧客の声を収集するコンセプトアンケートが有効となる。
競合データをいかに取得するかが悩ましい。
Posted by ブクログ
・大きい傾向からデータ分析を行い、仮説を立てて少しずつ課題を明確にしていき、目的を達成させるための根本要因が把握できたら、あとはその原因を解決するための戦略や打ち手を構築していきます。
・もしデータ分析をして、その結果が、「○○については□□して、○△については××して、△△については◇◇して、……」というような複雑な打ち手をするというものであったとしたら、データ分析を見直す必要があるかもしれません。
・データ分析をすることにより数字で立証していけば、説得力が増して稟議が通しやすくなり、物事をスピーディーに進めることが可能です。
問題解決と課題発見のためのデータ活用をサンプルを交えて解説しています。ただし、この本で語られる解決はコンサルや学者の成果物としては良いかもしれませんが、実際のビジネスはやはりもっと複雑で一片のデータからすぐに解決策が導かれるものではないのかなとは思いました。
そのため、「データではこうです」⇒「でも○○の理由でそれは出来ない」⇒「じゃあどうしようもありません」になって議論が進まないことに解決策がありません。
Posted by ブクログ
入門書としては非常に分かりやすく
簡単な内容で書かれている。
エクセルでの分析方法も書かれているので、簡単に実践できる。
書かれている分析事例については事業会社のマーケや販促に携わっている人には身近かも。
高度な分析手法を学びたい人には不向き。