【感想・ネタバレ】項羽と劉邦、あと田中【電子版特典付】２のレビュー

古寺谷雉 / 獅子猿

※電子版は書き下ろしショートストーリー「田栄と田横、あと蒙琳」の特別付録つきです。


会社員の田中【たなか】は秦王朝末期の中国にタイムスリップ。

田中【でんちゅう】という名に勘違いされて田【でん】一族に迎えられ、
得意の弁舌と機転で活躍し、再興した斉国で外交を担うことに。

陳勝と呉広の反乱で大陸全土が揺れるなか、使者として反乱軍のもとに向かう田中は、
沛県で劉邦と出会い登用の誘いを受けるが…。
一方、窮地に立つ秦では、眠れる名将・章邯が動き出す！

ますます場違いな田中さんが大奮闘の大河歴史ファンタジー、怒涛の第２弾。

[ブクログ · ★★★★☆]

ラノベ歴史小説も早二巻。
本格的に動乱の時代に突入していく。
まさに項羽と劉邦あと田家という感じで。
本能寺の変前にタイムスリップして歴史を開ける敵な作品は多いけど、
秦朝末期というのはなかなかいいところをついているなと。安易に三国志時代でなくてよかった。三国志時代だと田家って目立った活躍ないんだっけ?
タイトルの出落ちっぽいかと思いきやなかなか読ませる文章で次巻も楽しみだ。

[ブクログ · ★★★★☆]

この巻は、陳勝・呉広の乱が主軸となって話が進んでいく感じでした。
あー、高校生の時にこういった小説があればもっと世界史のテストで点が取れたかも。いえ、授業は楽しかったんですけどね。覚えられませんでした。
ついに劉邦と出会った張良。そして、プロポーズが成功したものの蒙琳と離れ離れの田中。
3巻が待ち遠しいです。