あらすじ
そなたを王都一の姫に仕立て上げてやる
男として育てられたエルフィは、皇太子のクラウスに女であることを暴かれてしまう。
その上、王宮に上がるよう命じられ…?
次期侯爵の病弱な弟の身代わりで、男子として育てられたエルフィは、水浴びをしているところを皇太子のクラウスに見つかり、女子であることを暴かれてしまう。処罰を覚悟するエルフィだが、なんとクラウスは、王宮に上がるようにと命令してきて!? 「そなたを王都一の姫に仕立て上げてやる」クラウスの宣言とともに始まった生活の中で、女性として大事にされ、慈しまれること――そして初めての口づけと、蕩けるような快楽を知るエルフィ。ずっと彼の傍にいたい、でも今まで男子として生きてきた地方貴族の娘である自分は、彼にふさわしくなんかない…。複雑な思いに揺れるエルフィに告げられた真実とは?
感情タグBEST3
面白かった
今まで浮き名を流してきたヒーローがヒロインがちゃんと大人の女性になるまで待って大切にしてあげていたり、外堀を着々と埋めるところ良かったです。ヒロインもずっと弟の身代わりをして外の世界を知らず世間知らずなところはあっても、勉強熱心で自分の意見をきちんと言える可愛くて好感の持てる子でした。回りの人たちも良い人ばかりで良かったです。星5にしましたが、父上の国王との話にも出てきた令嬢たちとの絡みや、冬の菫の目を持つ女の子が産まれたのかなどの結婚後のお話があれば文句なしだったなと思いました。