あらすじ
星の文人・野尻抱影が三十余年の歳月をかけ蒐集した、星の和名七百種の集大成。各地に埋もれた星の方言をまとめ、四季の夜空をいろどる星の生い立ちを、農山漁村に生きてきた人々の生活のなかに探る。日本の夜空に輝く珠玉の星名が、該博な知識と透徹した詩人の直観力とをもって紡がれていく。
〈解説〉石田五郎
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Posted by ブクログ
星の和名など、考えたこともなかった。
星に限らず、和名を知るたびに、日本語の豊かさを実感する。
そうか、野尻抱影と稲垣足穂はそこでリンクしてくるのか。。
Posted by ブクログ
これこそ研究、学問という名に値する書。これ自体が民俗学的成果であり、歴史であり、教育であり、そして文学であるということ。冒頭はしがきの著者の控えめな表現にその志もしかと見える。野心で学問をやっていない。