あらすじ
もし、会社で「自分のやりたいことができない」と感じたら、あなたはどうしますか?
ぬいぐるみをおしゃべりにするボタン型スピーカー「Pechat」(ペチャット)の開発・販売で知られる博報堂のプロダクト・イノベーション・チーム「monom」(モノム)。
代表を務める小野直紀さんは、広告会社で働く一方で、社外活動としてデザインスタジオ「YOY」(ヨイ)を主宰し、国際的なアワードを多数受賞。その強みを生かして、「広告会社でモノづくりをする」という誰も想像しなかったプロジェクトを実現し、成功に導きました。
小野さんがしたのは、自分のやりたいことをやるために「会社を使い倒す」ということ。人、資金、ネットワーク、あらゆる会社の資産を使って自分のやりたいことを実現したのです。
辞めて転職するのでもなく、起業するのでもない、「会社を使い倒す」という第3の選択肢。新たな可能性を持った、その“攻める”働き方をご紹介します。
<目次(抜粋)>
STAGE1 本気でやりたいことを見つける。
〇この道じゃない、と思ったら逃げる。
〇非常識を恐れない。
〇会社の外で自分を試す。
〇3年で結果を出す。
〇お金をかけると、覚悟が決まる。
STAGE2 会社を使って、やりたいことを実現する。
〇決定権のある人を味方につける。
〇全員兼務というチームをつくる。
〇「自分ごと化」できる体制をつくる。
〇失敗したときのことを綿密に考える。
〇会社でやれば、チャレンジし続けられる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
広告会社がものを作るということ。
ものづくりの重要ポイントが、小野さんの経験で語られている。
いいものは、圧倒的によくないとダメ。クリエイティブのそれ以外は世界では話にならない。
いいものは、いいアイデアが、いいクリエイターで導かれ、強い共感を生むもの。
本当にいいものは、ロジックじゃなくて、直感の中にある。
半歩先の未来の風景を作ること。
いいものを作る条件
コスト、スケジュール、クオリティーの順に大切
リアルな出来事と組み合わせることで、強いいメッセージが生まれる。
常識と言うものは危険な概念。
周りがどう感じようか問われるのは自分自身。自分が心地よくない、こうしたいと思うのであれば、動いてみれば良い。
見る前に飛べ
表現として新しいもの、アートっぽいものは面白いけれど、量産可能な商品としては成立しないことが多い。
アイディアに関しては、日々の生活の中で驚きは楽しさのあるもの。便利なものは作らない。
新しい機能ではなく、新しい表現を探す。それが使われ場に置かれたときに、その見え方が新鮮なものを作る。
強い共感を作るためには、新しい視点の発見が重要。当たり前のことや、よく言われていることを言っても、強い共感は生まれない。
プロダクトと広告の接点にあるもの
プロジェクトを自分ごと化。みんなでやると「きっと誰かが考えてくれるだろう」と進まない。
良いものが一瞬でわかる。それ以外が基本的に良くない。これもいいね。それもいいねなどと言う事は絶対にならない。
良いものは圧倒的に良い。それぐらいじゃないと良いものとは言えない。
ロジック、戦略だけで良いアイディア生まれません。直感こそ重要。そのためには直感力を鍛える必要がある。何もしていない人の直感はただのカン。いいアイディアを求めて悩み続ける。考え続けることで、直感力は養われていく。
Posted by ブクログ
タイトル惹かれて。
働き方はテーマだと思っている。
で、期待とは違った内容だった。
が熱いものを感じた1冊だった。
筆者は博報堂でモノづくりをする異例の人物。
経歴が色々凄い。
瞬発力、発想力、行動力。
普通の日本人ではない。
久しぶりに大企業にいながら、自分のビジョンで活躍する人の声を聞いた気がする。
必死にやればやるほど、他人から評価を受けたときに感情の起伏が出る。
それは自分が必死になって初めて得られるもの。
筆者のモチベーションが内的動機だとはっきりわかる一文。
結局は自分のためなんだけど、潔く気持ちいい。
Posted by ブクログ
今の自分に必要。
まずは動くこと。
自分を追い込むこと。
自腹を切ってでもやってみること。
リーダーが働くこと。
会社と作家の両立。
会社だからこそチャレンジできることもある。
Posted by ブクログ
会社を辞めると色々なリスクが増えるが、会社にいる限りは法に触れないことなら何でもやってみればいい。
自分のやりたいこと×会社のやりたいこと×やるべきことを掛け合わせたら動ける。
そして良いものは直感。決めたら前しか見ない。
考え続けて悩み続けて直感は生まれる。
ちょうど転職や異動を考えていたので、少し刺激になつたが、そもそも自分のやりたいことを見つけてから読んだ方がためにかなりそう。
筆者は大学生の時からやりたいことが固まっていたようなので、自分とは違う感を感じてしまった。
やりたいことをどう見つけようかそこから考えたい。