【感想・ネタバレ】考える力とは、問題をシンプルにすることである。のレビュー

あらすじ

◆「正しい問題」さえ見つけられれば、
作業量は激減し、スピードが上がり、成果は最大になる
~考える力とは、
「解くことができる問題」を見つけることである~

本書は、「本当に取り組むべき問題(イシュー)」を見つけ出す力をつけてもらうためのものです。
仕事が速い人、生産性が高い人、創造力がある人など、頭がいい、考える力がある人は、この力を持っています。

解くのに時間がかかる問題、自力では解けない問題に取り組むのは非効率です。
懸命に解いた結果、効果が得られないというのも悲劇です。

根本的な解決策を生む、本質的な問題を発見することで、ビジネス、仕事、勉強、何事も作業量は減り、スピードは上がり、成果が最大になるのです。

良い問題とは、
・解くことができる
・解いたら効果が出る
という2つの条件がそろったものです。

本書では、目の前の複雑な混乱状態に惑わされずにこの2条件を兼ね備えた「シンプルな問題」を設定できるようになる技法を紹介しています。

◆15年をかけて設計された、
わかりやすい「ロジカルシンキング」の授業。
~10歳でもできた論理トレーニング!~

経営コンサルタントだった著者が代表を務める学習教室「ロジム」は小学校1年生から高校3年生の生徒たちが、「ロジカルシンキング」の授業を通して「問題設定力」「問題解決力」を身につけています。

本書は、15年にわたって小学校低学年の生徒でも理解できるように授業を設計してきた経験が反映された、これ以上ないわかりやすい内容です。


(プロフィール)
苅野進(かりの・しん)

学習塾ロジム塾長兼代表取締役。
著書に、「10歳でもわかる問題解決の授業」(フォレスト出版)などがある。

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Posted by ブクログ

著者のキャリアが学習塾の代表っていうところが面白い。
仕事を最小限の労力でやりたいって思って、最近色んな本に手を出しているけど、この本では、仕事をやる前提で考えたときに、問いの設定の筋を良くしていくアプローチを紹介している。小綺麗にまとまっている印象で、フレームワークを学んだけど、ちょっと記憶が・・とか再度見直したいなっていうときに良さそう。

新規性は特にないけど、頭がいい人がうまくまとめたなっていう感じ。
内容はざっくり以下の項目。

作業を減らすために考える。正しい問題設定。解ける問題に向き合っているか?
・現象と問題の違いを知る
・問題を発見するためのフレームワーク
 ・5F,SWOT,PPM,VC,AISAS,
・情報の精度を上げる
・解決の難易度と効果の高さ
・問題発見・問題創造
・ケーススタディ
 Uber,シタテル、サウスウエスト航空、グラミン銀行、メルカリ、クラシル、すき家

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2021年07月14日

Posted by ブクログ

耳読〇
〝 現象〟 に とらわれない習慣 を つける。
〝 なぜ?〟 の 深掘りで本質的な問題を探る。

上記について、わかりやすく解説してある本。
また読みたい本。

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2020年05月17日

Posted by ブクログ

自分の思考力の弱さを自覚して、その力を強化させたくて手に取った本。東大卒の学習塾を運営している著者。ZOZOや足立区の例が分かりやすかった。思考力の本ばかり読んでないで、実生活に活かさないと…
少子化や残業削減は自分でも深く思考したいと思ったテーマであり、自分なりの考えをまとめたい。

学んだこと
目の前の現象そのものを解決しようとするな。現象が生じるのはなぜ?と問いただして、問題の本質を見つけること(問題発見力)が大切。
日本人は与えられた問題を解く教育ばかりしていて、自ら問題を見つける力が弱い。目の前のことをストレートにを受け入れずに、まずは自分なりに考えよう。
よい問題を見つけられると、解決に導いてくれる。

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2024年08月14日

Posted by ブクログ

参考になることがいっぱい書いてあった。
ただ、タイトルや内容に書いてあるほど、
構成が「シンプル」では無いように感じる。
少し読みにくかった。

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2021年08月26日

Posted by ブクログ

それなりに参考にはなる一冊なのですが、ちょっと支離滅裂な点が気になります…。

■参考になった点
・誰にとって重要かで問題はかわる
・普段を少しだけ変えるは解決しやすい
・バッドストーリーを考慮しても対応可能な策か
・なんとなく良さそうなストーリーは要注意
・DAY1のアクションを明確に

■支離滅裂と感じた点
著者が対象とする読者層がぼやけていないか。たとえば4章の問題解決スキルではマーケティングのメジャーなフレームワークが紹介されていますが、その一方で随所に受験や学習を題材にした概念説明がなされています。より経営者に近い職層の人に向けて書いているのか現場に近い職層に人に向けているのか、読んでいてわからなくなってきます。1章で書かれている内容がわりと普遍的=どの職層に人にも当てはまる内容なだけに余計にそう感じてしまいます。

あとたびたび登場する「問題」という語句の使い方ですが、課題や対策、ときには目標と混同して使われてしまっているような気がします(読んでいてちょっと違和感がありました)。

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2019年09月14日

Posted by ブクログ

 うんうん、言っていることは良く分かるんだよな。

 でも、そのシンプルにするという事が曲者なんだよな。

 シンプルって言ってもなかなか細かくいかないしまた、それが本当に細部に到達しているかと言えば難しいし、すべてにおいて自己都合に考えてもどうかと思うのだけど、いやほんとにシンプルが一番難しい。

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2019年06月12日

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