【感想・ネタバレ】ばら色の京都 あま色の東京 『暮しの手帖』新編集長、大いにあわてるのレビュー

あらすじ

創刊70周年を迎えた『暮しの手帖』の新編集長が、自身の暮らしをユーモラスに、時々まじめに綴った、ほのぼのせつないエッセイ集。『暮しの手帖』の人気連載エッセイ、一挙収録! 30年勤めた出版社を辞め、育児主夫に。京都へ家族で移住し、築100年の民家に古都と自然を満喫しつつ暮していくはずが……突然『暮しの手帖』編集長に指名され! 齢57にして東京での単身生活が始まった。「おとうさんはね、これからお料理上手になっちゃうんだぞ」「まあまあそんなにあわてないでさ、ちゃんと落ち着いてからにしなよ」(小3の娘)なかなか会えない子どもたちとの「ばら色の時間」、さびしいけれど神さまからの贈りもののような自分ひとりの「あま色の時間」……女優の妻のたくましさとひょうきんさ、50歳を超えて増えてきた同窓生との再会、人生の師匠たちのありがたい教え、『暮しの手帖』読者や編集部員たちとの日々を、あたたかく、ノスタルジックに描く。

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Posted by ブクログ

「暮しの手帖」新編集長の手記。「暮しの手帖」は主婦の間では超有名な雑誌。「暮しの手帖」が出来上がる制作者側の様子が垣間見えて、興味深く、面白かった。「こんな大人になりたい。」と思わせる大人になりたいというところが心に残った。

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2024年09月19日

Posted by ブクログ

東京にも京都にもお世話になった私が思わず手に取ったこの本。
著者は故郷が滋賀県で、更に愛着を感じました。
そして更に驚いたのが、奥様が本上まなみ!!なんと大好きなモリミーが更に憧れるあの女優さまを娶った『暮しの手帖』編集長のエッセイだったのです。
椎名誠のあやしい探検隊出身、大学6年生経験者などの、古き良き自堕落な若者時代を過ごした人とは思えない、優しくて上品な文章がとても心地よい。
多様な経験が培った素敵な人間性は、本上まなみが惚れるだけあるなあと深く納得。
最高に上等なエッセイでした。面白かった!

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2019年06月07日

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