あらすじ
プレゼン、営業、企画、マネジメント…
3000人の力を強化した最強フレームワーク!
外資系コンサルがまとめた! 一生使えるスキルとしてのPDCA
「PDCAを回せ!」とよく言われるけれど、面倒くさそう。具体的にどうやって回せばいいかイメージが湧かない。無意識にデタラメなPDCAを回しているので、仕事が粗い時がある。PDCAについて質問をすると、こんな回答が多いのが現状ではないでしょうか。
PDCAは歯を食いしばって回したり、上司にギリギリと詰められるものではありません。そこで本書では、著者が実践している「頑張らなくても習慣化できる」「気づいたら回っている」PDCAサイクルを解説します。PDCAにおいて成果に繋がりやすい超重要ポイントを絞り込んでいるので、真っ先にやるべきことが一目で分かり、読んで真似するだけで仕事のミスがなくなり、スピードも効果的に速くなります。
具体的な事例(定型業務やプロジェクト業務、個人のスキルUPやキャリア形成など)もあり、読むとPDCAがありありとイメージできることが特徴です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
良書、わかりやすかった
Pwcのコンサル、清水氏の業務改善スキル、PDCAを回せるかどうかで人生の景色が変わる というプロのPDCAの解説書です。
気になったことは次です。
・PDCAを意識して回しているか
①知らないからできない状態(無意識的無能)
②知っているけどできない状態(意識的無能)
③意識すればできる状態(意識的有能)
④意識しなくてもできる状態(無意識的有能)
・PDCAの基本概念は、仮説検証サイクル
・市場変化が爆速で起きている時代:いち早く仮説検証のサイクルを回せる組織にすることが命題
・1カ月では長い、1週間を1サイクルとする
・がっちりと完成形を目指して開発するよりも、ユーザの反応を見ながら、サービスをデザインしていくやり方が今日の主流となっている。
・PDCAの別名は、デミングサイクル、品質管理の考え方が出発点に、「PDCA=仮説と検証のサイクル」が基本的な考え方
・仮説をつくる4つの順番
①あるべき姿の仮説:ゴール仮説:最終的に実現したい状態
②何が問題なのかを特定する仮説:問題仮説:あるべき姿の実現の障害になっているのか
③問題に対して何をすべきかの仮説:課題仮説:問題をどう解決していくのか、やるべきこと
④どうやるべきかの仮説:手段仮説:創意工夫は改善を行っていく過程で検証する仮説
・PDCAを回すための3つの志向性
①網羅思考から行動志向へ:仮説を検証するためには、行動を早く起こして、早く失敗する、改善をしながら結果を出していく
②検索思考から学び志向へ:正解を求める(ないかも)のではなく、試行錯誤をくりかえして学んでいく
③反復思考から積上志向へ:反省なしの繰り返しよりも、気づきから改善策を考えて実行へ、微差の積み重ねが大切
・PDCAのプロセス 出発⇒Plan⇒Do⇒Check⇒Action
①出発:Why なぜやるのか(動機、信念)、Where:何をめざすのか(解像度をあげて、具体的なゴールをイメージする)
・目標は具体的か?、測定可能か?、達成可能と信じられるか?、信念、時間軸はあるか
②Plan:Whatで考える、数値化すること、⇒細かくマイルストーンを決める⇒活動を要素分解して、KPIを決める
③Do:3つのステップ (1)やらないことをきめる(やめる、頻度を減らす、人に任せる、自動化する)(2)行動を記録する(細分化する、こまめに記録する、集中する)
④Check:振り返り:結果のみではなく、なぜを考える。反省ではなく内省する、思い込みや先入観を排除する、収穫する
スピーディーに学びを収穫するKPTツール:Keep(よかったこと)、Problem(良くない結果につながった行動)、Try(次にやってみること)
⑤Action:微調整する、次のステージに上がる、方向転換して領域を変える、べし・べからず集をつくる:教訓を明文化する⇒実践知(フロネーシス)⇒技に名前をつける
もくじは、次の通りです。
はじめに
序章 PDCAが求められる3つの理由
あなたはPDCAを回していますか?
時代がPDCAを求めている3つの理由
掛け声から習慣へ。理想は気づけば回っているレベル
第1章 プロのPDCAとは?
半世紀続く最強の業務改善スキル
仕事が速いコンサルが真っ先に考える「妥当解」とは
PDCAを倍速で回す3つのエンジン
「PDCAは役に立たない」という批判に対する私の回答
PDCAは仕事にも人生にも使える
第2章 Vision&Question
WHYから始めるPDCA
どこへ向かうのか行き先をきめる(WHERE)
WHEREをSMARTでチェックする
マインドシフトで人生のステージを上げる
第3章 Plan&DO
何をどれくらいやるのか? 計画を決める(Plan)
よくあるダメなPlanの立て方
確実に実行する(Do)
第4章 Check&Action
振り返りから改善案を見つけ出す(Check)
スピーディーに学びを収穫できるKPTとは(Check&Action)
振り返り初心者がつまづきがちなことと対処法
第5章 仕事タイプ別PDCA全テクニック
PDCAはさまざまな領域で使える
タイプA 目標達成型PDCA
タイプB 業務品質向上型PDCA
ダイプC プロジェクト型PDCA
タイプD 学び方PDCA
ダイプE キャリア開発型PDCA
タイプF 身の回り型PDCA
Posted by ブクログ
爆速で変化する市場、AIの浸透、そして人生100年時代の到来を背景に、ビジネスだけではなく人生そのものをPDCAで回して自身の成長と変化を楽しめと指南します。著者ご自身の体験をもとに書かれているだけあって半端ない説得力がありとても刺激になりました。「ボーっと生きてんじゃねーよ」とチコちゃんならぬクミちゃんに叱られた読後感です。頑張ろう!
Posted by ブクログ
思いがけず良書.
密度の濃さを感じる.
それでいてノイジーではない.
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■PDCAサイクルは今なお有効
→陳腐化,変化についていけない役立たずではない.
→サイクルが遅いだけ,あるいは深度が浅いだけ.
→「週ベース」の振り返り
■「できる」には段階がある
・無意識的 無能:知らないからできない
・意識的 無能 :知っているけどできない
・意識的 有能 :意識すればできる
・無意識的 有能:意識しなくてもできる
■プロダクトの寿命は短くなってきている傾向
ヒットしたプロダクトのヒットの寿命も短くなっている傾向
小売,Web系→ 高速なPDCAサイクル
■営業
ソリューション営業
→ 顕在化した問題の解決方法をうる
→ 顧客は問題だけでなく解決方法も知り始めている.陳腐化.
インサイト営業
→ 顧客も気づいていない課題やあるべき姿を洞察,リード
→仮説と検証=PDCA
■PDCAの始め方
・「あるべき姿」と「問い」
WHY(なぜ)をまず考える,
次にWhere(どこ,具体的にイメージ),
SMART=具体的,計測可能,実現可能,WHYと紐づいている,時間軸がある
次にWhat(何をすべき)
マインドがついていかなければ,マインドシフトが必要
日常から逸脱した経験や出会い
コンフォートゾーンから抜け出す
・Plan
★Pは計画ではなく「仮説」
①マイルストーンを決める
未来からバックキャスト,年,月,週,日と徐々に細かく
②KPIを決める.
KGIとKPI→結果指標と先行指標
③アプローチを決める
マイルストーンとKPIを組み合わせ,実際のToDoに
ひとまず,目先のマイルストーンまで.
・Do
①”始める”前に「やめる」「減らす」「まかせる」「自動化する」
②行動を記録する
③最後までやり切る. 振り返りは後からすればいいから.ブレーキを踏まない.
※マインド
・最初は辛いものと心得る.慣性が乗るまで耐える.
・周囲に宣言
・自らの意思決定は未来を握ると心える
・Check
・Keep/Problem/Tryで整理
・Keepは「状況,行動,結果」で明言
・リーンスタートアップは「失敗数」をKPIにしている.失敗を歓迎.
・C&A
検証と振り返り
成功したこと,学んだことの蓄積,改善
高スピードに,
■仮説もいろいろ
・Tobe/Goalの仮説→ゴール仮説
・Issueの仮説→問題仮説
・Solutionの仮説→課題仮説
・Operationの仮説→手段仮説
★提案書が書ける=仮説思考の詰め込み
■PDCAを回すためのエンジン
・行動志向
網羅しようとしない.粗探しに時間をかけ,決められない.
早く失敗して早く改善する
・学び志向
「検索志向」=正解がある,からの脱却
・積上志向
無意味な反復はしない.「反復志向」
■3人のレンガ積
視座の低い一人目の回答者 = 主体性がない
Posted by ブクログ
一週間PDCAをやって日々の暮らしを内省し、新たな学びを見つけ、次に活かしていくことが大事であり、そのための行動計画をどのようにしていけばいいのかを学べた。
Posted by ブクログ
当著は数あるPDCA本のなかで、もっとも完璧な言語化を行っていた。
結局は「仮説」「行動」「また仮説を立てて行動」の繰り返しが最強である。
▼成果を出す人は「仮説」から考える
・「仮説を立てながら思考する」 ことで、素早く答えを導き出す。
・「まず答えを出して、違っていたら次の答えを立てて実証する」 ことが、最短で成果を出す方法。
・仮説を持たずに情報を集めるだけでは、時間を浪費するだけで成果につながらない。
何から始めるべきかが明確になり、結果が出るまでの時間を短縮できる。それが間違った仮説であっても、次の正しい仮説を導くための学びになる
▼仮説をつくる4つの順番
・目指すべきゴール仮説
目指すべき理想の状態を定義する。
どこまで改善すれば良いのかを決める。
・何が問題なのかを特定する仮説
現状の課題を整理し、解決すべきポイントを特定する。
・どうやるべきかの仮説
実行するための具体的なアクションプランを立てる。
▼PDCAを倍速で回すための3つのエンジン
①行動志向
「やってみなければ分からない」という姿勢を持つことが大切。
ジェフ・ベゾスの「早く失敗して、早く改善する」 という考え方が重要。
仮説を立てるだけでは意味がなく、行動しないと価値が生まれない。
②学び志向
失敗や成功の要因を分析し、再現可能な知識に変えることが成長につながる。
「なぜうまくいったのか」「なぜうまくいかなかったのか」を考え、次に活かす。
③積上志向
小さな成功を積み重ねて、スキルやノウハウを向上させる。
すぐに成果が出なくても、継続して改善を行う姿勢を持つ。
▼PDCAを回す上で陥りやすい3つの思考の罠「網羅思考」「検索思考」「反復思考」
・網羅思考の罠(行動思考に変化せよ)
「すべての可能性を考え尽くそうとする」と、行動を起こせなくなる。
完璧な情報を得ようとせず、まず仮説を立てて試すことが重要。
・検索思考の罠(学び思考に変化せよ)
「正解を探そうとする」姿勢 では、仮説思考が育たない。
「唯一の答え」は存在しないことを理解し、試行錯誤しながら学ぶべき。
・反復思考の罠(積み上げ思考に変化せよ)
同じことを繰り返すだけで、学びが得られない。
単なる作業にならないように、変化を意識して行動することが重要。
Posted by ブクログ
・実行→失敗から学べ
学びを積み重ねることが大切
・どうして取り組むのかを忘れない
・中長期の目標を立てろ
→やること、やらないことを決める
・スケジュールに余白
・振り返りは徹底的に
・自分の性格に問題があるという結論はダメ
人生に失敗がないと失敗する
成果を出すために行った労力が少なければ少ないほど良い事である