【感想・ネタバレ】追放された最強聖女は、街でスローライフを送りたい！のレビュー

やしろ慧 / おの秋人

幼馴染の勇者と旅をしていた治癒師のリーナ。日本人だった前世の記憶と、聖女と呼ばれるほどの魔力を持つ彼女は、ある日突然、パーティを追放されてしまった！ 理不尽な追放にショックを受けるリーナだけれど、彼らのことはきっぱり忘れて、第二の人生を始めることに。眺めのいい部屋を借りて、ベランダにいた猫達と憧れのスローライフを送ろう！ ……と思った矢先、リーナの前に思わぬ人物が現れる。それはもう一人の幼馴染で、今は貴族となったアンリという名の青年だった。五年ぶりの再会を喜ぶリーナだったけれど、何やら勇者のパーティに不審な動きがあるそうで―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。

[マカロン🍀 · ★★★★★]

面白いよ

勇者のパーティーに治癒師（聖女）として参加していたリーナ。
同じ施設で育ったシャルルが勇者に選ばれて、聖女として同行することになってから、ずっと一緒だったのに。
シャルルを庇って重症だったのに、その傷が完治しないうちに、お前なんかもういらない、って。
なんか切なくて泣きたくなりました。
でもリーナはへこたれません。

[ブクログ · ★★★★☆]

前世の記憶を使って、快適にのんびり暮らそうとするリーナ。お人好しさと力の強さのせいか、「のんびり」の部分は難しそう。損をしていることが多そうなリーナだけど、アンリを始めとした味方も多いのはよかった。と素直に思った。サイオンにはイライラさせられたけど、そんな人は忘れて新しい「仲間」と困難を乗り越えて欲しい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

「スローライフを送りたい」と言っても、どうも主人公のリーナは残念ながらそうならない。一応マイルームは確保したけど、ギルドに預け放しで、幼馴染のアンリたちと魔物退治に奔走しなければならないようだ。リーナが猫たちと喋ることができて、その猫たちがなかなか面白い。にゃー。