あらすじ
かつては硬骨の刑事、今や恍惚の刑事になりかかった父親が、捜査一課の現職刑事である息子の家を頻々と訪れる。五人いる息子のうち、唯一同じ職業を選んだ末っ子から現場の匂いを感じ取りたいのだろう。その息子が目下捜査中の事件について話を始めると、父親はあれこれと突っ込みを入れ、あげく真相を引き出してしまうのだった……。記念すべき第一作「写真うつりのよい女」をはじめ、推理の過程が秀逸な「ジャケット背広スーツ」など、七編を収録。国産の《安楽椅子探偵小説》定番中の定番として揺るぎない地位を占める、名シリーズ第一集。/【収録作】「写真うつりのよい女」/「妻妾同居」/「狂い小町」/「ジャケット背広スーツ」/「昨日の敵」/「理想的犯人像」/「壜づめの密室」/あとがき=都筑道夫/解説=法月綸太郎
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Posted by ブクログ
安楽椅子探偵ものは多分初めて。お父さんの推理が鋭すぎて面白い。
逮捕に至るまでの後日談がなく、純粋に息子の前で推理を披露するだけというのも潔い。(狂い小町は後日談があった)
「昨日の敵」では、そろそろ都筑道夫の話のコツが掴めてきたようで、推理が大凡当たった笑
「理想的犯人像」で上司の不倫に部屋を貸すというシーンがあったが、これは昔だとあるのか?個人的には絶対有り得ないと思った笑
読み終えて、退職刑事のお父さんのが「ここで一度整理してみよう」と言い出すのが待ちきれなくなるなと感じた。
順番に推理を組み立てていく様が見事。続編も読みたい。
長編ではないのと、後半は半分くらい犯人やトリックの予想がついたので好みとして80点。