あらすじ
たくさん勉強していれば、誰よりも早く大人になれるのだ――そう信じて周囲と距離を置く玉木崇音が、夏期講習の帰り道で出会った奇妙な階段とクラスメイトの遠藤珠生。何かとちょっかいを出してくる遠藤がわずらわしい玉木だったが・・・。地方都市の進学校を舞台に繰り広げられる、5人の高校生の不器用な恋と友情、未来への葛藤。息苦しい毎日の向こうに光を投げかけてくれる連作短編集。
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Posted by ブクログ
いろんなものを抱えた高校生の話...
意外と最後にこれ!という結論が出なかったりするのがちょっともどかしい
ような気もしたんですが、逆に本から結果だけがすべてじゃない、
と言われてるみたいでした。
と文に書いちゃうとありきたりなんですが、
やっぱり高校生だから、とか、この問題に対して、とか...
本の中の人物にしろ、読者にしろ感じること、考えることっていっぱいあって、
最初に与えられた目に見える課題、問題だけが主題とは限らない、
と言えば良いのかなぁ...
そんな印象を受けました。