【感想・ネタバレ】日本進化論 人口減少は史上稀なるチャンスだ!のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本進化論
・日本の生産性は世界30位前後(先進国ではもちろん最下位、1位はアイルランド)
・少子高齢化→「勤労世代が高齢者を支える」ではなく、「高齢者が勤労世代を支える」環境づくりを!高齢者が子育てを支援して勤労者が子供を育てやすい環境にする!
・日本の教育は「社会のルールに従うように育てる」教育。アルトリコーダーという汎用性のない義務教育(真面目に吹ければ立派と言う教育)
・高齢化社会で崩壊すると言われている社会保障制度。実は費用は対GDPだと1.1倍(2040年)と微増である。
・介護など高齢化社会に伴う、人手不足はテクノロジーで賄う
・日本とよく似た人口構成比のデンマーク→やはり金融、教育、医療、福祉においてIT化が進んでいて経済発展している p185
・高齢化社会で危ない気がするけど、昔と比べて女性の社会進出や定年の引き上げなどでそこまで勤労世代の負担が大きいことはない
・年金制度はいつ退職してももらえる額は変わらない
・農耕民族的労働(きめられた給料のために長くオフィスで働く=実をつけるまで農作物を育てる)から狩猟民族的労働(テクノロジーという猟銃で自ら狩りに行く)へ

0
2020年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

発売されて1年半。

まだ1年半なのか、もう1年半なのか。

私にはもう1年半が過ぎてしまったと感じる。

日本が直面している世界が経験した事のない超高齢化、少子化に伴う労働人口の減少に、世界人口が増え続けている中での人口減。

人口統計を見れば日本がたどり着く未来は見えていた。

多くの著名人も含め、これらの問題に日本がどう向き合っていくのかは随分以前から議論されてきた。

そう、議論されてきただけ。

テクノロジーはとんでもないスピードで進化し、それによって10年前には夢物語だった未来が手の届くところにある。

日本が抱える課題にいかにテクノロジーを使い対応していくか。

本気で向き合わねばいけないデッドラインはすぐそこまで来ている。

説明
内容紹介
【発売1カ月で4刷、90000部突破のベストセラー】
注目の2人による今後日本に必要な発想とは

みなさんは、「平成」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。
「バブル崩壊」「失われた20年」「二流国への転落」……。
決してポジティブとはいえないイメージを抱いている方も少なくないでしょう。

その認識は、本当に正しいのでしょうか。
たしかに、平成の間に失われたものや、反省すべき点はたくさんあります。
しかし、そこに囚われるあまり、現在の日本が抱えている問題の本質や、
その解決の糸口が意外なところに潜んでいることに、多くの人は気付いていないのではないでしょうか。

たとえば最近、「ベーシックインカム」についての議論をよく目にします。
「そんな財源はない」「あくまでも理想論であって、夢物語だ」といった反論をする人もいます。
しかし実は、現在の日本の一部の地域では、「ベーシックインカム」と同様の状況が、既に生まれているのです。

平成の次の時代を、我々はどう生きていくべきなのか。
今の日本が抱えている課題と、この先の未来に向けての解決策を、
その分野のプロフェッショナルの方の力も借りながら、考えてみました。
(「はじめに」より一部抜粋)
内容(「BOOK」データベースより)
人口減少、超高齢社会、社会保険の破綻…など、ますます将来が見通せなくなっている今、日本を再起動するために、私たちは、何をどう考えるべきなのか。ミレニアル世代注目の論客と、次世代リーダーたちが、日本の本質的な論点と、次の時代への指針を示す。ニコニコ生放送で話題になった「平成最後の夏期講習」を下敷きに、著者が大幅に加筆。
著者について
著者 落合陽一氏
1987年生まれ。メディアアーティスト。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学学長補佐・准教授・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤基盤長、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼務。ピクシーダストテクノロジーズCEO。2015年米国WTNよりWorld Technology Award 2015、2016年Ars ElectronicaよりPrix Ars Electronica、EU(ヨーロッパ連合)よりSTARTS Prizeなど国内外で受賞多数。現在、NewsPicks、news zeroなどメディアでも活躍中。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
落合/陽一
1987年生まれ。メディアアーティスト。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学学長補佐・准教授・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤基盤長、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼務。ピクシーダストテクノロジーズCEO。2015年米国WTNよりWorld Technology Award 2015、2016年Ars ElectronicaよりPrix Ars Electronica、EU(ヨーロッパ連合)よりSTARTS Prizeなど国内外で受賞多数。現在、NewsPicks、news zeroなどメディアでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

0
2020年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現代社会の課題についてデータを提示して考察し、これからの社会のあり方について論理的に提案している点が、説得力がある。
具体的な取り組み内容や実例を取り上げることで、最新の動向についての情報収集にも役立った。
これからの働き方はAl+BI (ベーシックインカム)的、またはAI+VC(ベンチャーキャピタル)的なものへ二分されていくと考察しており、表現としても面白く、なるほどと思った。
日本のこれからに可能性を提示してくれているため希望も与えられつつ、これからの生き方について危機感を抱かされた。

0
2019年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

非常に概念的なお話。
痛烈なまでに正論です。
ただ、あとがきにあるように
25年前に著者の父親が言っていたことと
現在の日本は何も変わっていない。
じゃあどうするか。
具体的に何をどうするかは
それぞれの判断に委ねられる。
これから社会に参加する大学生が
読むとまた違った感想かもしれない。

0
2022年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2018年7月に、「平成最後の夏期講習(社会科編)」というニコニコ動画の番組とそこで展開された議論のまとめを元に、落合陽一氏が加筆してまとめた本。
「人生100年時代を考えるための社会保障基礎講座」と銘打ち、社会を取り巻く課題とその解決策を、ポリテック(政治と技術)の必要性に触れながら探っていく。
人口減少地域におけるインフラの必要性を限界費用と絡めて解説したり、高齢者問題については、高齢者の力をうまく活用していく解決策や、日本と似た人口構成のデンマークと比較して行政効率化の問題を指摘したりしている。さらに、育児の責任を親だけに押し付けず、社会で支える必要性、一律の学校教育から多様な教育にシフトする必要性のほか、well-beingの観点からスポーツを取り上げてもいる。

どこかで聞いたことのあることが多いが、この講習が行われた平成最後の夏時点では、目新しいものも多かったに違いない。教育の多様化、オンライン化などは、コロナ禍により一歩前進したかもしれないが、いまだ進捗がない課題も多い。
技術は進化しても、政治の進化が見られないのが日本が向上する上で最大のネックなのではないか。

夏期講習で考えを深めるためのステップは参考になった。
問題を共有→ 未来にあるべき姿のために、向かうべき方向は?→ そのためのアクションプラン→ プランを実行するために、今ある課題は(制度か技術か)?

0
2021年10月20日

「社会・政治」ランキング