あらすじ
・働き方改革で政府も副業推進へ
・大企業・官公庁でも続々解禁
・正社員の88%が興味あり
この1冊で大丈夫!
忙しいひとでも、1日5分からはじめられる
複業のすすめ
「このまま今の仕事を続けていていいのだろうか?」
これは、働く人なら誰もが一度は抱いたことがある迷いだと思います。
「どこでも通用する力を身につけたい。けれど、今の仕事が本当に向いているものなのか分からない」
―自分の居場所に確信が持てない気持ちは、たった一度の人生を真剣に生きようとする人ほど強く抱くはずです。
実際、転職や起業に関心がある人は70%にも上るそうです(内閣府2018)。
働く人の大多数が「現状に対する不安」を抱えているということです。
かといって、転職にチャレンジするのも足踏みしてしまいますよね。
なぜなら、思い切って外に飛び出してみて、今の会社以上に能力を発揮できるかは分からないから。
「やりたいことで起業してみよう」と独立するのにも勇気が要ります。会社員という身分を捨てて、自分の力を試すのは大きなリスクを伴います。
転職や起業の相談に来る人で、実際に新たなチャレンジに踏み切れるのは、ほんのひと握りですし、僕はそれが当たり前だと思っています。
今の会社を辞めて、転職・起業だなんて、簡単に考えられない!
それが多くの人の本音ではないでしょうか。
しかしながら、「隣の芝は青く見える」というのも人間の性。
巷には転職や起業の成功例が溢れているけれど、自分もそうなれるという確証はどこにもない。
だからといって今の仕事を続けていけば将来は安泰かというと、不安しかない―。
そんな時に、転職でも企業でもない“第3の道”として僕がすすめる選択肢が「複業」です。
今の仕事を捨てることなく、しかし、それだけにしがみつくことなく、新たにスキルアップや出会いの経験を増やしていくキャリアルート。
「やりたいこと探し」や「適性チェック」にぴったりの機会にもなる、ほぼノーリスクの方法が「複業」なのです。
2018年、政府の方針も副業「禁止」から「解禁」へ
副業における“常識”が180度変わる決定的転機をついに迎えました。
政府が示す“就業規則のひな型”であるモデル就業規則の変更です。
旧 「許可なく、他社の業務に従事しないこと」
↓
新 「勤務時間外に、他社の業務に従事できる」
今後さらに副業解禁を決断する企業が増えることは間違いないでしょう。
本書では、副業とは違う、
会社にゆだねていたあなたの人生を取り戻すための
これからの働き方のスタンダード
「複業」のはじめ方を紹介します
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
たとえ180度転換であったとしても、誰もが納得できる合理的選択であれば、あっという間に広がって、皆にとっての、”新しい当たり前”になる。
政府が示す「モデル就業規則」
旧「許可なく、他社の業務に従事しないこと」
新「勤務時間外に、他社の業務に従事できる」
本業を捨てずにいつでも始められる複業だからこそ、「気軽にお試しができる」のがとてもおおきなメリットなのです。”自分発”のプロジェクトなのですから、やめるのも続けるのも自由。
「Will(やりたいこと)」「Can(得意なこと)」「Must(求められていること)」。本業ではMustをこなすことが求められる。置いてきぼりになりがちなのが「Will」。
他の同期がいくらでも残業できる中、僕はただ一人、時間に制約があるというハンティキャップを背負っての社会人スタート。今ではそのハンディキャップは仕事に必要な能力を鍛えてくれるものだと全肯定できるわけですが、当時の僕は切実で必死だったのです。
複業務を始めるコツを聞かれたら、僕はとにかく「半径5メートル以内のニーズを聞け」。チャンスが隠れている場所は”遠くのどこか”ではく、あなたの”すぐそば”。
現実としては、複業をやっているというだけで、ネガティブな印象を持たれるリスクはまだまだ高い。上司も人間ですから「こっちの仕事を優先しないということは、上司である俺のことも軽くみているんだな」という発想になりがちです。複業に取り組める環境を与えてもらっていることへの感謝を、会社の上司や同僚に日頃から伝えておく心がけは持ち続けていたいものです。
複業家は全員 、Twitter と Note を始めよう!
Twitter は価値観で繋がり、拡散していく「知縁」がメインとなるコミュニケーションツールです。Facebookは「血縁」「地縁」「社縁」。
ECRS
E =Eliminate(取り除く)
無駄な業務を洗い出して削減省略する
C =Combine(つなげる)
まとめてできることを同時に行う
R=Rearrange(組み替える)
作業の順番を入れ替える優先順位をつける
S=Simplify
シンプルにする
まずは業務全体のダイエット、さらに優先順位や手順の効率化をしてから細かなツールを取り入れる方が得策です。
しっかり開業届を出し、青色申告を提出した上で確定申告を毎年きちんとすると、手元に残るお金も多くなります。