あらすじ
世の中には無数の仕事と職場がある。その中から何を選ぶのか。どこが自分には向いているのか。就職情報誌や企業のホームページに惑わされずに、働くことの意味を考える、就活一歩前の道案内。
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Posted by ブクログ
正社員を目指すということは、改めて就活をすることだと思い、学生向けの本から読んでみることにした。ヒントをもらった。これから考えることが沢山ある。
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松浦機械:福井県・真に国際的 20
『自動車絶望工場』 鎌田慧 1973 現代史出版会 35
『ものづくりに生きる』 小関智弘 岩波ジュニア新書 38◆
『働くって何だ』 森清 岩波ジュニア新書 42,182◆
『堂島物語』 富樫倫太郎 毎日新聞社 ←昔のトレーダー秘話 49
競争とセーフティーネット 56
『現代の経営(上)』 ドラッガー ←教会(全体)を立てていることと経営管理者 71
『大学論』 日本エディタースクール出版部 ←教養と自分の社会内役割・状態 73
『ポーツマスの旗』 新潮文庫 85◆
『蝉しぐれ』 藤沢周平 新潮文庫 86◆
『君たちはどう生きるか』 吉野源三郎 岩波文庫 86◆
『こころの旅』 神谷美恵子 みすず書房 日本評論社 86◆
『17歳のための世界と日本の見方』 松岡正剛 春秋社 87◆
『スタンド・バイ・ミー』 1986 US 87◆
『愛と青春の旅立ち』 1982 US 87◆
『シービスケット』 2003 US 87◆
『グッド・ウィル・ハンティング』 1997 US 87◆
『陽のあたる教室』 1995 US 87◆
『なぜ「大学は出ておきなさい」と言われるのか』 ちくまプリマー新書 96
『若者はなぜ3年で辞めるのか?』 城繁幸 光文社新書 101
『雇用の常識「本当に見えるウソ」』 プレジデント社 103
『誰のための会社にするか』 ロナルド・ドーア 岩波新書 109
『就活のバカヤロー』 光文社新書 111
『日本会社原論』第4巻 ←就社ではなく好きな仕事を! 121
『「良い仕事」の思想』 中公新書 125◆
『仕事が人をつくる』 小関智弘 岩波新書 131◆◆
『就職迷子の若者たち』 集英社新書 小島貴子 ←CCの第一人者による傑作 137◆◆
『格差社会ニッポンで働くということ』 岩波書店 139
『日本産業社会の「神話」』 日経新聞出版社 143
『私の個人主義』の「道楽と職業」 夏目漱石 講談社学術文庫 153
『個人尊重の組織論』 太田肇 中公新書 158◆◆
『神の捨てた裸体』 石井光太 新潮社 158
『絶対貧困』 石井光太 光文社 158
「専門」を選ぶということ。社会に位置づくということ。 絹川正吉ICU元学長 (読売新聞2009年1月6日) 171◆◆
『仕事と日本人』 ちくま新書 181
『会社員の父から息子へ』 ちくま新書 188
『就職氷河期応援歌――1万本の「添削」から見えたもの』 2009 論創社 197◆◆
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Posted by ブクログ
ゼミで読みました。
就活の前に知っておいてよかったなという情報も多かった。まあ多少は筆者による偏った目線もあるけど。(それはしかたないか、、、)
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タイトルから想像する就職活動の心構え本かというのはことごとく裏切られる.
どちらかと言えば,坂本先生の「日本でいちばん大切にしたい会社」にも通じるところがある.
結構多くの刺激と気づきが得られる.
タイトルどおりに受け取った現役就活生には評価が低いのだろうけれど・・・
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「属さざる仕事」の代表的な家庭内での仕事は家事。この類の仕事を積極的に選択して行くことは自分を成長させてくれる。
要は困難を選択せよ、楽を選ぶな!若者よ!!
電車でも混雑しているのに直ぐに座りたがる(楽を選ぶ)のは良くない習慣。大切なこと、それはよく生きるという事であり、いい習慣をつけるということ。
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本書は「就活の本」でもあるが、読んで社会人ならば誰しもが納得する普遍性があると思った。
著者の経歴に興味を持ち読んでみたのだが、職業というものを長いスパンで考える必要があると教えてくれる教育書の内容に、読んで思わずうなずいた。
本書の考察はあくまでも具体的な事例から引き出される。その内容の「工場の仕事の意味や楽しさ」は読んで納得する思いとともに、著者の豊富な調査に感嘆する思いを持った。
本書の「知識は厚みが必要」との認識は、まさにその通りだがなかなか実行は難しい。
しかし、著者のいうとおり「人間は何にでも向いている」のだから、「自分には向いていない」などと言い訳をせずに「良い本を読み、自分を充実させる」ことが必要なのだろう。
なにしろ「教養というのは、社会の中での自分の位置を素人する努力、あるいは知っている常態、あるいは素人する努力の総体をいう」だから。
本書の「働くというのは長い戦いであるともいえます。時には心が折れそうになることがあります。その時に必要なのは勁い心と、出会いによる人間関係にほかなりません・・・良い人と出会うには努力が必要です」との指摘には、思わず頷いてしまう説得力を感じてしまった。
普通このような内容は「お説教」のように感じてしまうことが多いのであるが、本書がそれにならない理由は、豊富な調査による具体的性とともに著者の経歴にあると思う。
一度社会に出てから、大学に入り直して学習し、その後大学教授となる著者の経歴には驚く。本書の「下から目線」の内容には、思わずうなずく説得力を感じてしまった。
本書は徹底したインタビューによる取材に裏打ちされた知識の集大成による学生対象の本であるが、学生以外の職業人にもいろいろ教えてくれる良書であると思う。
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読みやすい本です。楽しくない、面白くない、地味な仕事が世の中の大半。就活生が自分をよく見せようとするのに対して、企業も同じことをする。されど、仕事は人として成長したり、社会と関わる上で欠かせないもの。長く、その仕事に携わることで見つけられることがある。どんな、仕事をしたいか?それは、やってみないとわからないのが、本当のところではないだろうか?人との関係の中で、自己実現をしていく。他人との関係のなかで評価を受けたり、幸せを感じる。最後にあるのは【何をもって記憶されたいか】である。
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授業の夏休みの課題図書として読んだ本。
就活目前の、大学3年の夏に読めて良かったと思う。
一緒に働きたいと思ってもらえるような、そして将来「この人なら」と信頼される人になりたい。
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「就活のまえに」というタイトルであるが、就活中あるいは就活が終わった学生が読んでも十分有意義な本であろう。どうしても企業の名前にとらわれがちな我々に「ちょっと落ち着こう」と声かけしてくれる。大企業にも中小企業にも片寄りすぎないバランスの取れた視野で綴られており、自分にとって良い仕事を見つけるためにどうすれば良いのかを考えさせられるだろう。統計データもいくつか出ており、説得力のある内容である。 本文中に多くの本が提示されており、本が好きな人はこうやって自分を説明する手もあるんだと気付かれる。
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今の時期に読めてよかったと思う。
本の中でおすすめされている本も早く読みたい。
人は他者との関係の中で生かされています。他者が自分のことをどのように「憶って(おもって)」いるのかが気にならない人間はいません。それゆえ人は自分の属する共同体や職場で何らかの努力をするのだと思います。
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情報化社会という流れのなかで、「シューカツ」という言葉はもはや中身のない空虚なものになっている。「シューカツビジネス」が空虚さを助長し、「シューカツ」するものは情報の膨大さにあっちへ行ったりこっちへ行ったり、とにかく何が本当なのか見失いがちになる。
この本は副題にあるとおり、「良い仕事、良い職場とは?」という問いに、ごくごくまっとうな答えをだしていく。まっとうすぎて少し退屈になるけど、そりゃ、仕方ない。
「最後は人間の信頼」、「重要なのはビジネススキルではなく、潜在力」、「決め手は人間の中身」などなど。
Posted by ブクログ
本書を読んで、面接やエントリーシートなどでアピールするのは自分の「個性」なんだと気づいた。
自分はどう思うか、自分はどういう人間か、自分は何がしたいのか。
それイコール自分という「個性」を面接でわかりやすく説明することだったんだ。
働くことは大変で辛いことばかりだと思っていた。けれど、仕事は一人だけでやるものじゃなく、職場の仲間や取引先の人などの人間関係に支えられることで続けられるのだとわかった。
抽象的な概念の話が多くて、自分の読解力が及ばなかったために、いまいち内容を十分に理解することができなかった。
就職情報サイトやGMの破綻についてなど、世の中の出来事の背景について書かれたところは興味深く読めた。
Posted by ブクログ
「就活の商品化」に警鐘を鳴らす、いわゆる就活批判本の一種。
日経新聞で絶賛されていた割にはインパクトに欠けているという印象を受けました。
一方で、実際に企業に勤めている人物を取り上げた章では、社会人としてのリアルな意見、責任とライフスタイルが率直に伝わって来て、それなりの読みごたえがあります。
就活を考える上で重視すべきは対策本ではなく良書であるというスタンス、読んだ本が自分という人間のバックボーンになっているという意見には大変共感出来ます(ま、ただ単に私が読書好きなだけですが)。
松岡正剛が著書「多読術」で述べていたのと同様に、本書の著者も「読書は他者の経験を追体験するツールである」という見解を持っています。
このイメージは非常に分かりやすい。本書の著者もかなりの読書家なので、読書がその質・量ともにあるレベルに達すると行きつく思想なのでしょうか。
おっと、話が読書になってしまいました 笑
読書観に関してはかなり鋭い意見を得られる良書ですが、こと就活に関して考えるとイマイチかも・・・。
ベストセラー「就活のバカヤロー」と比べてみてはいかがでしょうか。