【感想・ネタバレ】鶴八鶴次郎のレビュー

あらすじ

鶴賀鶴八と鶴次郎は女の三味線弾きに男の太夫と珍しい組み合わせの新内語り。若手ながらイキの合った芸で名人と言われる。内心では愛し合う二人だが、一徹な性格故に喧嘩が多く、晴れて結ばれる直前に別れてしまう。裕福な会席料理屋に嫁いだ鶴八と、人気を失い転落する鶴次郎。三年後再会した二人の行く末を描く表題作に『風流深川唄』など三編収録の傑作集。

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Posted by ブクログ

1935年、第一回目の直木賞受賞作品。「鶴八鶴次郎」「風流深川唄」「明治一代女」の3作品収録。道徳や美徳に対する価値観は時代背景によって変わる。現代との差異を感じるのが、過去作品を読む際の最近の楽しみになってきている。

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2024年03月04日

Posted by ブクログ

中公文庫が絶版でプレミアついていて、半ば諦めていたところ突然の光文社文庫での復刻に救いを得ました。

時代小説はあまり読まないので文体に戸惑う。

一昔前の大衆小説というのかな?(勝手な想像だけど)

話の展開はオーソドックス。
人物を生き生きと描くのが上手い。

何はともあれ読めて良かった。

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2017年10月02日

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