あらすじ
ジャンプ+の超人気SFミステリー「彼方のアストラ」1～5巻全巻分を、新たに描き下ろされたカバーイラストで 電子コミック1冊に再編集！ さらに、1巻から5巻の表紙イラストやカラーイラストを集めたイラスト集や、初公開の秘蔵ネームデータも特典として収録した、全SFミステリーファン必携の1冊です！
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間違いなく面白い！
ジャンププラスで掲載されていたタイトルの全巻合本版。確か何かの賞も取ってたはず。連載時から間違いなく面白いと思っていたので、星を下げる部分はないかな。設定が、『11人いる！』のオマージュっぽく感じて仕方ないけど、連載当時も他のレビューも、誰も触れてないから、考えすぎなのかな？
SF冒険＋サスペンスの名作
紙の単行本も持っているが、気軽に出先でも読める様に購入。
初めて読んだ時には既に完結して、評判が良いとの事でレンタル一気読み。その頃は、作者も知らず前作スケットダンスでの実績も知らなかったの序盤では「なんで、コレが評判なんだ？」と。と言うのも、出だしから一巻ラストの引きまで、もはや古典とも言える名作「11人いる」を模した様に感じた。（もっとも、それも作者の計算なのだろう。のちにスケットダンスも読んだが、あちらはギャグなのに計算されたシリアスな設定を背景にしている。計算高い作者だ）
「えっ、レンタルだし読むの止めようかなぁ」とも思ったが、そこから少し進むと独自の世界が広がり、冒険だけでは無く、サスペンスの要素も強くなり、「えっ、えっ」と思いながらページが進んだ。冒険メンバーに数合わせのキャラはおらず、それぞれに背負ったモノがあり、それがストーリーの主軸に上手く絡んでいる。
捉えようによっては悲しい物語でもあるが、読後感はスッキリとしている。
細かい部分を詰めていけば設定の甘い部分もあるが、ジャンプのアプリでの連載と言う事を考えれば丁度良いのだろう。
合本版なので、本来の各巻の切り替え扉は簡素なものだが、巻末に各巻の表紙イラスト（タイトルなどの文字を抜いたもの）がある。贅沢を言えば、この表紙の「全巻合本版」の文字は無い方が良かったかなとは思う。
