あらすじ
結婚を考えていた恋人に振られ、将来に不安を抱く持田麻衣。同郷の円から結婚のために地元へ帰ることを知らされた麻衣は、悩んだ挙句、自分も一緒に東京を離れることに決めた。田舎道を歩き実家に向かっていた麻衣は、高校の時のクラスメイト今井優人に偶然再会、昔話に花を咲かせる。その中でかつて交わした約束を切り出された麻衣は、恋愛はこりごりと突っぱねるものの、自分と同様に失恋した今井の話を聞き「恋のない結婚」を現実的に考えはじめ……?
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Posted by ブクログ
大人になってからはどうしても計算的な恋愛になってしまう。そこには相手のためを想った行動でも、それが相手を息を詰まらせることだってある。
この小説の主人公、麻衣は結婚を考えていた相手に浮気され、ふと高校の頃にクラスメイトとした約束を思い出す。
「30歳までお互い独身だったら、結婚しない?」
お互いを幼い頃から知っているからこそ、そう簡単には恋愛には結びつかないのだけれど、心はずっと惹かれあっているのだと感じた。
家族とは、夫婦とは、居心地の良い相手を選ぶべきというのは間違っていないなぁと認識。
特別な日だけを特別に過ごせる相手よりも、自分の日常に溶け込むような、それでいて言いたいことが言える、そんな関係でい続けられる相手と一緒にいたい。
そして、そう相手に想われていたらより幸せなことなのだろう。
ずっと心温かくて、家族とは?を何か考えさせられる一冊だった。