【感想・ネタバレ】天皇を救った男 笠井重治のレビュー

あらすじ

戦後史が動くとき、必ずこの男がいた。

日米開戦回避工作、天皇の戦犯訴追回避、ニクソン電撃訪中
歴史的事件の背後で、「密使」を務めた謎の人物の正体とは?

歴史に位置付けられざるバックチャネル(裏面史)がいま蘇る。

波乱の生涯を描く初の本格評伝。

<本文より>
占領軍司令部でマッカーサーに間近で仕えたフェラーズは日本通として知られた将校だった。笠井は、フェラーズの奮闘を間近で見ていただけではなかった。フェラーズがマッカーサーに提出し、天皇制護持を進言した建白書の作成そのものに、笠井は深く関わり、フェラーズの活動を裏で支えていたのである。しかし、笠井が生前、それを声高に主張することはなかった。(本文より)

<主な登場人物>
昭和天皇、近衛文麿、ダグラス・マッカーサー、チャールズ・ウィロビー、ジョセフ・グルー、マンスフィールド、岸信介、佐藤栄作、周恩来、汪兆銘 etc.

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