あらすじ
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インスタグラムで話題のスズメ写真家が撮った四季折々のキュートなスズメたちが満載!
一番身近な鳥だけど、意外と知らないスズメを表情豊かな写真とスズメの生態を丁寧に解説したコラムとで紹介します。
スズメたちの表情豊かな瞬間をとらえた写真を季節ごとにたっぷり楽しめる!
すずめ写真集です!
電線、屋根、樹木、庭、空き地、田畑──
人の暮らす場所の近く、全国どこにでもいる小鳥、という印象のスズメ。
身近にいる鳥を問われたら名前を挙げる人も多いでしょう。
一方で、身近に感じるわりにその特徴や生態などについてはほとんど知らない、
というのもまたスズメだったりします。小さく素早いため注目していても個々の動きが追いにくく、
人に対する警戒心も強いスズメは、同じくよく目にするハトやカラスに比べると、
そのポピュラーさに反して謎の多い野鳥の代表選手なのです。
数年来、そんなスズメたちの日常風景を撮影し、
インスタグラムを中心に発表してきたのが写真家の中野さとるさん。
時にかわいくユーモラス、時に激しくワイルド、時に叙情的──
中野さんが日々アップする生き生きとしたスズメたちの姿を心待ちにしている人は少なくありません。
本書ではスズメたちの表情豊かな瞬間をとらえた中野さんの写真を
季節ごとにたっぷり楽しんでいただきながら、スズメの基礎知識や関連トピックス、
スズメが主人公の人気マンガ『きょうのスー』作者のマツダユカさんの描きおろし作品などもご紹介していきます。
古代より日本人にとって最も近しい鳥であり続けてきたスズメ。
そんな彼らの未知なる世界に触れつつ、そのバックグラウンドについても思いをめぐらす──
本書をそうした機会のひとつとしていただけましたら幸いです。
【目次】
■スズメしぐさ
食べる・飲む、水浴び・砂浴び、小競り合い、羽づくろい
■考えてみるとよく知らない「スズメの基礎知識」
スズメってこんな鳥
世界各地にいるスズメ
スズメと日本人の関係
スズメの一年の過ごし方
スズメの子作り・子育て
スズメと共存するために
■スズメの四季が見えてくる! にっぽんスズメ歳時記
スズメの春
スズメの夏
スズメの秋
スズメの冬
Special Interview
■写真家・中野さとるさんに聞く「スズメにまつわるTopics&Essay」
WE SUZUME!
Various Goods
BOOKS&CD
■マツダユカpresents「スズメかんさつものがたり」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
インスタグラムでご縁があり、フォローさせて頂いてる
中野さとるさんのスズメ写真集です。
小さなスズメの世界でも、いろんな状況がある。
表情がある。
それを教えてくださいました。
Posted by ブクログ
スズメの可愛さが満載の本で、
スズメがより一層、好きになってしまった。
インスタにも写真を投稿しているので、
フォローした。
〈本から〉
スズメは、スズメ目スズメ科スズメ属の小鳥
日本には「里スズメ」ともいわるスズメのほか、
「山スズメ」といわれるニュウナイスズメ、
まれにイエスズメが確認されています。
日本の野鳥は大きく、毎年決まった時期になると群れとない、
海を越えるなど大移動をする「渡り鳥」と、
一年中ほぼ同じ地域にいる「留鳥」とにわけることができます。
前者はツバメやホトトギス、ツグミ、ガン、カモ、ハクチョウ、シギなど。
スズメは後者になります。
そのほか、日本国内で夏と冬で住む場所を変え、
渡り鳥とともに季節の使者といもえる「漂鳥」もいます。
その代表的な鳥がウグイスです。
Posted by ブクログ
われと来て 遊べや 親のない雀 (小林一茶)
『おらが春』所収。6歳の時作った句とされている。それほどまでに、スズメは人見知りしない。私も河岸でぼーとしていた時に、気がつけば足下にちょっと痩せぎすのスズメが来ていたので、ポケットからお菓子の片割れを出して食べさせたことがある。その時に、この句を思い出した。普通表紙写真みたいにまんまるの印象があるスズメなので「痩せている」と思ったのであるが、あとで「そういう種」もいることを知る。
総数100頁ほどに、解説記事は20頁ほど、マツダユタカの漫画4頁もついて、あとは200ー300の凡ゆる姿態の日本の雀の写真が満載の本。まだまだ不明のところがあるスズメという種らしいが、解説記事で充分スズメのことが満遍なくわかった。
日本の文献に初めて登場するのは、日本の最初の文献「古事記」である。それどころか、次の文献「日本書紀」にも登場。古代から、それほどまでにも身近な野鳥だった。さらには『枕草子』に「心ときめきするもの。雀の子飼い」とあり『源氏物語』には「雀の子を犬君が逃しつる」という一節もあるよし。歌川広重が『名所江戸百景』にスズメを描けば、北斎が「舌切り雀」をモチーフにしたりしている。当然俳句には、一茶以外もいろんな人が詠んでいる。
稲雀 茶の木畠や 逃げ処 松尾芭蕉
いそがしや 昼飯頃の 親雀 正岡子規
某は 案山子にて候 雀どの 夏目漱石
世界のスズメを解説する中で、この前レビューした『ある小さなスズメの記録』についても言及。イギリスのスズメは頬に斑点のない「イエスズメ」でしたが、日本ではあの特徴的な頬の斑点ある「スズメ」と「ニュウナイスズメ」と主には2種らしい。ニュウナイスズメはオスには頬の斑点がない。
秋から冬にかけてよく見かけると思っていたら、雪を避けて移動してきているらしい。放棄たんぼの野生稲の間に無数にいるスズメたちを写真に撮ろうとして、いつも失敗する私ですが、中野さとるさんの写真は、そういう群れも含めて絶妙瞬間ばかりです(当たり前か)。
むかし一度だけ「スズメの串焼き」を食べたことがある。飼うことさえ禁じられているのに、どういう仕組みなのか知りたかったけど、スズメ愛に溢れた中野さんの文章には一言たりとも言及はなかった。
Posted by ブクログ
スズメを知ろう!スズメを見よう!スズメを愛でよう!
スズメ愛溢れる、スズメ尽くしの本。
・でも考えてみるとよく知らない・・・スズメの基礎知識
・スズメの四季が見えてくる!にっぽんスズメ歳時記
・スズメにまつわるTopics & Essey
参考文献有り。
一冊丸ごと日本のスズメの本。
オールカラーのスズメの写真がたっぷりと。
スズメの知識もあるし、グッズや本、CDの紹介もあります。
スズメ大好き漫画家のコミックエッセイまであって、楽しめます。
うちは街中なので、冬はほとんどスズメが見られないけど、
その理由がわかってよかった。エサがある地へ行っていたのね。
痩せた姿が子スズメだということも、知りました。
Posted by ブクログ
マツダユカさんの鳥マンガが読めるとのことで読んでみました。スズメってどこにでもいてカワイイのだけど写真で大きく見るとけっこう「鳥」なんだなと思いました。マンガはあるある感あっておもしろかった。
Posted by ブクログ
春夏秋冬のスズメまみれ。
こんなにスズメがたくさんいる場所…いいなぁ。
ゆっくりスズメ観察に出向きたくなりつつも
今はツバメが旬につき、悩むわー。