【感想・ネタバレ】才能に頼らない文章術のレビュー

あらすじ

「編集者」のもつスキルを可視化・言語化。
チェックシートにしたがって文章を直していけば、伝わる文章になる!

ここ5~6 年で、インターネットによる情報発信が爆発的に増えてきました。
さまざまなWeb メディアが立ち上がってきています。
また、個人での情報発信をサポートするサービスも増えてきました。
古くはブログやメールマガジンを筆頭にして、最近ではnoteなど、自分で書いた文章に対して自由に価格をつけて販売するサービスなども出てきています。

Web による情報発信が当たり前になってきたことで、これまで自己流でどうにか書いてきた方々や、今まであまり文章を書く機会がなかった方にまで「書く」ことへのニーズが高まってきています。

こういった背景を受け、短期間で文章力をアップさせるための方法論をまとめたのが本書です。

私はふだん、編集スキルをもとにしたエディトリアル・コンサルタントとして、社会に貢献したい企業の社長や、コンサルタントや士業などの専門家のみなさまに向けて、確実に「伝える」ことに特化したプログラムを提供しています。
伝え方、情報の出し方を少し変えるだけで反応は劇的に変わるものです。
本書は、そのプログラムから、特に文章力の向上に特化した部分を抜粋したものです。

自社のWeb サイトのリニューアルを機にコンテンツを執筆していく方や、企業のオウンドメディアの担当者、自分の提供するサービスを相手にわかりやすく伝えたい士業の方や専門家など、文章力を身につけたい方・高めたい方々に、ぜひ読んでいただければと思っております。

みなさんは、タイトルに引かれてWeb 記事の本文を読み進めてみたけれども、タイトルに対する回答がなかったのでがっかりしたことはありませんか? あるいは、記事を一通り読んでみたものの何が言いたいのかわからない、主張していることの根拠があいまいで納得感がない。
残念ながら、このような記事が急増しています。それはなぜでしょうか? それは、編集者の視点をもたないままに記事が書かれているからです。
Web 上のコンテンツが大量に増えて、文字の洪水とも言えるほど文字があふれている今こそ、編集者の力が必要になってきていると感じています。

本書では、主にWeb での情報発信を念頭におきながら、「編集者の視点をもって執筆する力」(これを本書では、「編集執筆力」と呼ぶことにします)を解説していきます。

文章力は生まれもった才能だと言われたりしますが、編集執筆力は才能ではありません。「相手がいつも使っている言葉を使う」「相手の価値観にそった言葉や表現を選ぶ」など、ポイントを押さえることで伸ばしていくことができます。
つまりこれは、誰もが身につけられるスキルなのです。本書では、編集スキルを31 の編集の文法として体系化したものを、あますところなく紹介します。そして、これらをまとめたのが「編集の文法チェックシート」です。これを活用し、相手の価値観にそって文章を組み立てていくことで、共感や信頼を得られる文章が書けるようになります。

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Posted by ブクログ

文章を添削する立場になって読み始めた2冊目。
1冊目と同じ文言が表紙に。
文章は才能いらないらしい。

以下備忘録
文章は型を知って書く。感覚では書けない。
助詞を正しく使う。音読する。
主語と述語は近くに置く。
文頭と文末を対応させる。
文が長いと混乱する。読み手も書き手も。
形容詞+です。は間違い。
です。である。は混ぜない。
単語のを統一する。漢字ひらがなを統一する。
〜こと、〜でした、などの頻度が多いと冗長。
〜の、も2つまで。
〜ます。〜です。〜ました。は続けない。
文章は過去のものだが、こだわらない。
音読して、息継ぎ、助詞、リズム、誤字を確認。
事実と解釈をそれぞれまとめる。
修飾比喩が多いと読みづらい。
主語と述語を逆転させたり、修飾を精選する。
修飾を主語(述語)に移動して分ける。
長い文はNG。一文80文字。長くとも120字。
2分にする時は内容で分ける。一文一意。
接続詞を多用しない。
段落や文末表現で「しかし」以外の接続詞は不要。
指示代名詞を多用しない

上手な文章を書き写す。読む。

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2025年10月07日

Posted by ブクログ

物凄く勉強になった。今まで読んできた文章関連の本の中ではダントツ。電子書籍版で読んだけど辞書がわりにする為に単行本も購入。傍らに常に置いておきたい。

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2021年09月22日

Posted by ブクログ

わかりやすい文章の書き方を、しっかりとわかりやすく解説してくれている。ケーススタディもついていて、具体的な直す箇所とそn理由が明記されているので、納得感が髙いです。

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2018年12月24日

Posted by ブクログ

理由とともに具体的なハウツーを
わかりやすく学べる。
これからライターにチャレンジする身としては難易度が低く最適でした。

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2020年08月23日

Posted by ブクログ

編集者の立場から、かなり具体的なライティングスキルの鍛え方を教えてくれている。書いた後の推敲や、書くにあたってのマインドについての章まであるのがとてもよい。ただしオーディオブックには不向きだった。普通の本、電子書籍で読むべし。読者特典でチェックシートがダウンロードできる。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

タイトルに誘わせて購入。

感想。
帯に「広報・webメディア担当者必読!web時代の文法の教科書」と書かれている。その通りの内容。私の欲した情報とはちょっと違いましたが、読みやすく、基本的なことが整理されている。

備忘録。
・誰に、何の目的で、何を伝えるか、を最初に定義しよう。

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2021年01月10日

Posted by ブクログ

伝えたいことを相手に伝えるには、相手の立場に立った言葉を使うことが重要。相手の視点で文章を執筆する、つまり文章の目的を考えることが大切。
他の文章術の本と内容は同じであるが、編集の文法チェックシートは客観的に自分の文章をチェックするのに役立つ。

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2020年05月12日

Posted by ブクログ

言われてみればそうだなとわかっていることも、実際にはできていないなと反省させられるところが多かった。

自分のオリジナルに頼らずに、相手にわかりやすい言葉を使って文章を紡ぎたいと思った。

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2018年12月02日

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