【感想・ネタバレ】誰も知らない29日-片恋憧憬短編集-のレビュー

あらすじ

白泉社「花とゆめ」「ザ花とゆめ」に掲載された猪狩そよ子の珠玉の読切漫画を初短編集化。
「片想い」をテーマに集めた、切ない5つの恋物語。

★収録作品紹介
【とりあえず運命論】
鈴乃(すずの)は16歳の女子高生。
「運命」を信じて恋愛に振り回される母親を幼少期から見ており、
恋愛なんて時間の無駄、信じられるのは自分だけと思い続け毎日勉強に打ち込んでいる。
そんなある日、運命の人を探してるという佐藤とひょんなことから1週間限定で付き合うことになり...
(ザ花とゆめ2013年6月1日号掲載)

【十五の肖像】
瑠里(るり)は15歳の女子中学生。
昔片想いしていた男の子が自分の親友・典子(のりこ)に恋していたことから、
典子に対して友情と嫉妬が入り混じった複雑な感情を抱いている。
男の子への恋心が膨らむにつれて、
瑠里の中の典子に対する嫉妬と羨望の気持ちがまた大きくなってきて…!?
(ザ花とゆめ2012年8月1日号掲載)

【窓辺のプレリュード】
深紅(みく)は15歳の女子中学生。
両親の離婚で母親の実家に引っ越すことになり、
どこにも自分の居場所を感じられず憮然とした日々を過ごしている。
そんな時、古びた洋館からピアノの旋律が聞こえてきて…!?
(ザ花とゆめ2013年9月1日号掲載)

【手と手と涙】
駒子(こまこ)は高校の入学式の日、
今まで見たことのないような美しい手を持つ男、深山(みやま)に一目ぼれする。
深山の手を見るたびに妄想を爆発させる駒子だったが、深山からは冷たくあしらわれる日々。
そんな時、保健室で深山と保健医・美鈴(みすず)の秘密の関係を目撃して―――――!?
(ザ花とゆめ2009年12月1日号掲載)

【誰も知らない29日】
幸央(ゆきお)はうるう年の2月29日生まれの大学生。
4年に1度しか来ない誕生日を彼女とラブラブで過ごすのが夢だったが、現実はせまいアパートにひとりきり。
今回も夢は叶いそうにないな…と諦めかけた時、「私が彼女になってあげる」と一人の女の子が現れる。
しかしよく見るとその女の子は宙に浮いていて…!?
(花とゆめ2012年2号掲載)

★カバーイラスト完全描き下ろし
★1/4スペース、描き下ろしイラスト、各話裏話、あとがき漫画も多数収録!

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短編5つ。

絵が綺麗で好みなので表紙に惹かれて購入しました。後書きによると自費出版との事ですが、花ゆめで単行本化されなかったのは解らないでもないかも。絵は綺麗だし物語も悪くはないんだけれども、どの話もどこかで読んだ感じの設定や物語だなぁと思いました。
【とりあえず運命論】結婚や恋愛に失敗している母親を見て育った為に真面目一辺倒に生きる女子高生がモテ男にロックオンされ、最終的には絆される話。彼女が眼鏡を取って三つ編みを解いたら可愛いってとこまでお約束かな★。モテ男くんが純粋なのは良かったかな。
【十五の肖像】双子コーデの片割れである親友は美少女で自分は平凡顔な主人公の話。この主人公は、絵的に可愛い系の髪型や服が似合っていないのが残念でした。話の内容は置いておいて、大人綺麗系の髪型や服装にしたら普通に美人系になりそうなのに!と歯がゆかったです。
【窓辺のプレリュード】前話の美少女ちゃんの話?と思ったらその娘の話を焼き直したそうです。気が強くてスレた美少女と遊び人な大人の彼の話。
【手と手と涙】片想いの相手の好きな人は学校の先生で_てな話。これが一番古い話かな。これだけ絵がまだ私の好みでなかった(笑)。
【誰も知らない29日】表紙絵の2人の話で、格安で借りた部屋に居た幽霊と暮らす話。これも一種のハッピーエンドですが、このカップルが一番好みだったのでもっと解り易いハッピーエンドが良かったなと思いました(いっその事、メリバでも良いから!)。
以上、物語は個人的に★3つですが絵がとても好みなのでプラス★1つしておきます。

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2021年12月20日

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