あらすじ
フジコ・ヘミングは、今でこそ奇跡のピアニストとして世界中で認められていますが、その人生は苦難の連続でした。フジコは苦難に直面した時、運命を呪い、くよくよしていても、何もいいことはないと語ります。本書は、奇跡のピアニスト、フジコ・ヘミングが贈る、あなたの心に響く魂のエッセイです。フジコの暖かい言葉で生きる素晴らしさを歌い上げます。
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Posted by ブクログ
苦労と苦悩の時代が長かった事が伺い知れる。
ただそんな時、自分を見つめ、前を向き、諦めず、コツコツと継続すれば必ず実る。
難しい人生訓ではないが実践するのはとても難しい。
Posted by ブクログ
波乱の人生を送りつつも
決してあきらめなかった フジコ・ヘミングさんだからこそ
重みを感じられる言葉です
「今の自分があるのは
あの辛い時期があったからこそ
なんて小さなことで悩んでいたのかと思える日が
必ず来る」
Posted by ブクログ
天才ピアニストと言われたフジコヘミングさんの人生に大切なエッセンスをまとめた本です。
私も美大を出ていますが、音楽や美術は、お金持ちや、代々その道を歩むエリートの家系の方もたくさんいて、そう言う人でないとなかなか大きな成功は難しいという一面もある業界だと思います。
フジコヘミングさんも、そこまで裕福ではない家庭で育ち、お母さんにピアノを教えてもらい、天才ピアニストとして開花するまでにたくさんの苦労をされていたようで、人に感謝する気持ちや、夢を追い続ける姿勢など、苦労したからこそ、他人の苦労がわかる、世界に優しいスタンスメッセージがたくさん込められていました。
とりあえず、これは一度ピアノを聴きにいかないと、ダメだな!と思いました。
Posted by ブクログ
私は音楽に全く詳しくはないのですが、フジコ・ヘミングさんのお名前は、さすがに聞いたことがある。有名なピアニスト。
いろんな苦労を乗り越えて、美しい音楽を奏でるフジコさんの人生哲学。
クラシックの人の中には、ジャズやロックや民謡(?)を見下す人がいるらしいのだが、
”音楽だけでなくすべてにおいて、いろいろなものをピンからキリまで見聞きすることは大事。すべてのものを寛大に受け入れることで、それぞれのよさがわかるし、楽しみがどんどん増えていく。”
とおっしゃっていて、本当に一流の人はこうなんだなぁ……。