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Posted by ブクログ
久々のファンタジー作品の当りでしょうか。
どうも最近はファンタジー系に期待が薄れていたので、楽しめる作品が出てきて良かったです。
今のところ2冊出ていますが、纏めて2冊読んでしまいました。
国家間の争いに宗教的な要素までが相俟って混迷した状況に陥った戦後の城下町で
教会の見習い聖職者であるアンナは自分を毎日の様に見ている青年ユリウスの存在に気付く。
ユリウスは生活を共にする魔女・サロメに仕事をさせるが自分は働かず。
突拍子もない発想でユリウスを諫め働こうとさせようと交流する様になったアンナでしたが、
先の戦で敗軍となった残党がアンナを求めて街を襲ってきます。
協会側にとって忌むべき存在である魔女を巡り、彼等の運命が動き始めます。
元は協会の尖兵として怖れられたユリウスも、戦の中で魔女側につき、
協会に追われる立場であり、未だ理由も分らないがアンナも狙われています。
先の戦の収束の一つの鍵となった自決した聖女がアンナとどの様に関わっているのか。
未だ始まったばかりで気になる点が多々あります。
最近よく出ているファンタジーは兎に角巫山戯たものが多く、世界に嵌れませんでした。
かの『ゼロの使い魔』にしても大規模な戦争に突入しながらも緊張感は薄いです。
且つコメディ部分を強調するものだから、それが却って弛緩させてしまったかと。
メリハリには至っていないのが最近の多くのファンタジー作品なのかなと。
その点では、本作品はラノベにしては人が死にますし、
主要キャラも結構厳しい状況に陥ります。
只酷い状況を作るだけではなく、それによってもたらされる感情にも結構きちんと触れております。
その上で抜くところでの軽妙なやりとりが面白く感じられるものに仕上がっているかと感じます。
キャラ設定がきちんと為されているのではないかと。
戦闘描写もなかなかアイディアが詰っておりますし、上手く見せられています。
イラストを手掛けるのはぽんかん⑧氏ですが、最近になって目を引く絵であり、
その関連から異なる作者の作品を買っていっておりますが、
何れも楽しめているのは相当の確率と言って良いでしょう。
因みにそれらは以下の通り。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』 渡航著
『生徒会探偵キリカ』 杉井光著
『獅子は働かず 聖女は赤く』 八薙 玉造著
Posted by ブクログ
ファンタジーです.
そんなに面白くなかった.
まずヒロインが気持ち悪い.
人の話を聞かずこう思ったらの直情型で自意識過剰気味で自己犠牲の塊.
お前が死んだところで暴れる竜は止まらないんだよ.
自己犠牲に浸って気持ちよくなってるアレがとても気持ち悪い.
もちろん個人的な感想であり,実際の効果・効能とは異なる場合がございます.
まぁ,包丁とか鎌や鍬を振り回しながら他人の生活の心配をする件は笑えたけど
そう何回も使えるネタじゃないでしょう.
困ったことがあったら直ぐに(無意識的に?)暴力に訴える点も減点対象に.
主人公君はよくある駄目人間風味のツッコミ体質なので特に言及しないでおこう.
あ,ぽんかん⑧さんのイラストは良かったよ.