あらすじ
(概要)
GPUの基本構造と技術動向に焦点を当てた解説書。3Dグラフィックス,ゲーム,モバイル,VR/AR,科学技術計算,そして人工知能/ディープラーニングに至るまで,幅広い分野でGPU/並列計算の重要度は高まる一方です。その背景にあるハードウェアおよび計算処理への要求とは,どのようなものでしょうか。
本書ではGPUの今を主軸に,ハードウェアおよびソフトウェアの観点の基本事項,超並列処理の根幹部,重要技術の動向まで徹底解説。先端の実製品例,各分野での具体的な導入事例なども豊富に盛り込み,現場で活かせる技術知識を凝縮してお届けします。
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Posted by ブクログ
本書は2017に発行されたものだから最新の動向は載ってないが、GPUは高メモリバンド幅だけどメモリサイズはCPUより小さい。一度にたくさんデータを処理できるけど置いてはおけないみたいな感じかな。
内容所々理解不能だったけどGPUのハードからソフトまで広く書かれていたのは良かった。
Posted by ブクログ
技術評論社の『GPUを支える技術』読んでるんだけど、めっちゃ楽しいんだけど、4章のアーキテクチャの部分わからないー。パタヘネ続き読んでから読むと楽しそう。「ディープラーニング部分正確ではない」みたいなレビューを見たけど、主眼はハードウェア理解なのでぼくとしてはヨシ。
にしてもいままでGPUって「なんかよくわからんけど科学計算つよくてポリゴンとかピクセルとかめっちゃ描画できるサムシング」という認識だったんだけど、この本読んでると計算機なんだなあと認識変わってきた。GPUで動かすためのバイナリや機械語、とか考えたことなかった。精々GLSLかSPIR-Vくらい。
Posted by ブクログ
GPUのハードウェアとしての解説が大変参考になった。
- 単精度浮動小数点演算が何並列で動くのか
- メモリ階層と、それぞれのアクセスコストの目安
- これらをソフトウェア視点でどのように制御するのか
について、仕組みとして理解することができた。
ARMやx86などの汎用プロセッサについての基本的な知識があれば、それと比較してのGPUのハードウェアとしての特徴を良く理解できると思う。
本書はCUDAのプログラミングガイドではないので、実際にソフト開発を行うためには、別途、他の情報を参照する必要があるが、性能やボトルネックになる点については、触れられており、参考になる。
反面、実際の活用事例であるディープラーニングの解説は、おまけ程度の記載。
というか説明を端折り過ぎていて、誤解を生じかねないと思う。
たとえば、「ミニバッチ」の説明が学習動作ではなく、推論動作のところに書かれていたりとか(253ページ)。
GPUを演算ハードウェアとして捉え、CUDAなどを利用して有効活用しようと検討している人にとっては、良書。
また、前半のビデオアクセラレータとしてのGPUの解説も面白かった。