【感想・ネタバレ】コンピュータアーキテクチャ技術入門 ――高速化の追求×消費電力の壁のレビュー

あらすじ

わずか70年余りで,150億倍もの演算速度向上を遂げたプロセッサ,40年余りで記憶容量が800万倍に増加したメインメモリ,55年余りで記憶密度が3億倍に達したストレージ。そして,省電力化により,演算/W(1ワットあたりの演算能力)に至っては,約70年で2兆倍もの差がある......。驚くべき進化を遂げたコンピュータは,今,どのように成り立っているのでしょうか。
本書では,コンピュータアーキテクチャの今に焦点を当て,手のひらサイズのスマートフォンから,巨大なスーパーコンピュータやデータセンターまで幅広く取り上げながら,プロセッサ,メモリ,I/Oを中心に最新のしくみを徹底解説。合わせて,現在ホットな消費電力や並列処理,GPUの話題も盛り込み,各種プログラミングテクニックもカバー。さまざまなスケールで共通する技術とは何か,異なる/特長的な技術とは何かを押さえつつ,コンピュータにおける性能向上の鍵を探っていきます。
未来に向かう,より効率的なソフトウェア開発のために,長く役立つ技術知識を満載してお届けします。

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Posted by ブクログ

なんとなく見た目から気軽な気持ちで読み始めたが、なかなかどうして骨太な内容でとても勉強になった。
扱ってる内容はとても幅広いが、内容は浅すぎず、ハードに疎い自分のようなソフト屋さんが一般教養を身につけるにはとても良い本だと思う。

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2019年01月18日

Posted by ブクログ

だいぶ前に買って積読していました。自作PCを初めてやって、ハードウェアに興味が湧いたので読んでみました。曖昧さがなく簡潔でわかりやすく、本当に理解している著者がかくまとまった専門書で、値段以上の価値があることを再認識しました。CPUのマルチコア化や動作周波数の向上や、電気的な仕組みとそこにある消費電力とのトレードオフがおもしろかったです。メモリやストレージなどもそうですが、「何が難しくて、いまどうなっているか」が書かれているのがとても読みやすかったです。かなり濃厚なのでひとまずさらっと目を通すだけしかしていませんが、次にパーツを買うときには改めて部分的にでも読んで理解したいと思いました。初版が2014年でやや古いところがあったので、来年あたりに新版が出るのを期待します。

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2023年04月20日

Posted by ブクログ

わかりやすい(と思う)。
章構成が巧みで、前の章で理解した内容が前提になる箇所はなるべく近くに置かれている感じで、あれ、なんだっけ?みたいのはあまりなかった(と思う)。
個人的な興味がマッチしていたのも要因か。

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2022年01月15日

Posted by ブクログ

かなり最新情報までアップデートされていて、詳細で大変参考になる。
改訂を続けないとすぐに古くなってしまいそうだが。
一点だけ、ムーアの法則のところでゴードン・ムーアのことを何の疑いもなくマイケル・ムーア(こちらは映画監督でしょう)とサラッと書いてある。こういう些細な事で、全体の信頼性に疑問を持たせるのは大変勿体無いことだ。

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2015年01月11日

Posted by ブクログ

CPU のアーキテクチャから GPU、ストレージ、そしてデータセンタ、スーパーコンピュータなどなど。
理論というよりは、ハードウェア寄りの本であり、入門とは言いつつも読みごたえがある。
いわゆるシステムアーキテクチャの本ではない。

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2014年07月26日

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