【感想・ネタバレ】デッキひとつで異世界探訪 (1)のレビュー

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カードを使った戦略SLG

2021年02月19日

4巻まで読んだ感想です。

異世界にゲームなシステムを持ち込んで転移のバトルもの。召喚系です。
説明やらカード紹介やらでスピードは遅いのですが, 1巻ごとにある程度お話をまとめてくれます。
デュエリスト的な世界ではなく, カードゲームルールに則った能力でサバイバルするという内容なので, TC...続きを読むGガチの皆さんには物足りないかもしれません。

存在感を放つTCG要素のほかは, バトル, かわいい犬耳幼女くらいしか属性を持ちません。それだけあれば満足できる方は最良の選択でしょう。
そのほかファンタジー物に期待される要素, 例えば観光だの交渉だの恋愛だのはほぼ皆無。下積みは時間経過&ドロー次第。仲間とのやり取りも期待しないでください。

特化している分戦略的な描写は充実しています。もちろんTCGネタがふんだんに飛んできます。ターンやリソース管理などの基本的な理解は求められますが, 説明してくれるのでゼロ知識でもゆっくり読めばついていけると思います。処理順だの対象指定だのといった複雑な処理は実装されないと思います。
一見どうしようもない状況を手札で打開するというギミックはなかなか爽快です。楽しくカードゲームの世界をのぞいてみたいという人にはいい作品でしょうね。

主人公はゲーマーで人見知りな青年。良識とそれをある程度捨てる覚悟を持っているあたり, この手の作品の主人公としては優等生。異世界でボッチを卒業……というものの極めて単純な人間関係しかできていないです。悲しい。
序盤のパーティメンバーは少女と老人。二人ともコミュニティから完全孤立しているうえに, 主人公に尽くすばかりで欲がろくにないため, カードモンスターと同レベル。
表紙の左下は神から遣わされたお助けキャラ(雑用係)です。唯一の癒し。

主人公びいきの1柱を除いた神様のINTが残念であることが最初は目につきますが, 物語を引っ掻き回す役割を果たしますので必要な存在です。むしろそれだけのアクが出せる彼らのようなキャラを有力な中立もしくは味方としてぜひ表舞台に立たせてほしいとまで思います。それくらい潤いに乏しい作品です。

1巻だけなら少女と老人の活躍を見て★4でしたけどね。2巻以降は慎重に評価することをお勧めします。

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購入済み

カードが揃う次巻に期待

2021年01月25日

まだ導入ということでルールの説明がメインでカードゲームならではの戦略や戦術といった要素が薄かったのは残念。簡単な試練をクリアすることでポイントを獲得し徐々に手札が増えていく展開は気持ち良さがある。主人公を異世界に送り込んだ神様の会話はかなり苦手でマイナスポイント。

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