あらすじ
日本の大混乱は、100年前の史実をみればわかる!
未曽有の人口減少、天皇の生前退位、イデオロギーの衝突――
日本は、いま政治・経済・国際情勢のなかで、大転換期にあるのではないでしょうか。しかし、日々のニュースを追いかけるだけでは、深層を読み解くことはできません。では、どうするか? 現在の表層のニュースに隠れた「日本史」をたどることで、「現在」がクリアに浮かび上がってくるのです。
本書は、現代の日本の大問題を解くうえで欠かすことのできない、歴史的な視点を提示し、日本の「なぜ?」に、日本史から答えます。予備校講師として「わかりやすい!」と人気の伊藤先生による、「原因と結果」の日本史!
・天皇の生前退位はなぜ、こんなに問題なのか?
・保守とリベラルの歴史はどうなっているのか?
・自民党はなぜ「憲法改正」にこだわるのか
・尖閣諸島、竹島、北方領土――領土問題とは?
・なぜ沖縄に基地が集中するのか?
・女性活用。なぜ日本は先進国に比べて、男尊女卑なのか
・日本人はなぜ「不倫」に厳しいか …etc
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
江戸が世界一の都市になれた理由。なぜ大阪が天下の台所なのか。消費税率アップは本当に必要なのか。なぜ自民党政権は強いのか。なぜアメリカは日本を植民地化しなかったのか。などなど。
江戸をグランドデザインした徳川家康の先見性や、大阪が経済的にも没落した理由が、東京と言うのは納得したけど、文化的に没落したのは、京都の影響が大きいというのは新たな発見でした。2025年に大阪万博の開催も決まり、大阪や関西にはもっと元気になってもらいたいなと。
著者はスタディサプリで有名な人気講師。学生時代にこんな先生の授業なら、受けてみたかったです。
Posted by ブクログ
天皇制が世界で一番長く続いてるってところでなるほどと思った。秀吉も家康も、天皇制をやめようと思えばやめられた(自分がトップにたてた)のにあえてそうしないでいたのはそうしなかったのは、まさに「虎の威を借る狐」ならぬ「虎の威を借る竜」と言ったところか。しかし、これも読んでから間が空いてしまったので結構内容を忘れてしまった。やはり本にしろ何にしろ人間は必ず忘れる生き物なので、その時は「なるほど」と思っても間を置いてもう一度読むと、内容を思い出して、より理解が深まったり、違った見方ができるんじゃないだろうか。
Posted by ブクログ
3章まで政治経済、4章で少子高齢化と階級社会、5章で日本人気質。
女系天皇認めた方が確実に血縁関係は残ってるんじゃないかなーとか。思っちゃった。
繋がってなくてもいいのかも?
憲法はGHQの持ち込んだ原則が残っている。
天皇制の維持、戦争放棄、封建制度の廃止。
憲法は変更出来ないもの。
景気が悪くなると、戦争に走り、今は政権交代になる。
Posted by ブクログ
・歴史を学ぶ意義→今、ここの価値観が絶対のものではない。時代や国が変われば常識は変わる。
・日露戦争後は不景気。国民と外国に大量の国債を買ってもらったので、利払いがある。アメリカを中心に外国債の募集に成功した。(高橋是清)しかしポーツマス条約では賠償金を取れなかった。
・関東大震災→景気が悪いのに物価があがるスタグフレーション。モノ不足。
・アメリカのGHQかわ決めた憲法ではなく、自主憲法を制定するべき? 戦後憲法が制定されてから一言一句変わっていない。
・国連の安全保障理事会の常任理事国は、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国。核拡散防止条約で核保有が認められている。実際には、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮も核兵器を保有している。
・全ての国が最低限の防衛力は持っておくべき。
・社会主義国→中国、ベトナム、キューバ、北朝鮮、ラオスの5カ国。
・学問のススメ→福沢は維新後に士族を捨てて平民になった。本来、学歴は平等を実現するための装置。