【感想・ネタバレ】ヘッドハンターが教える 次世代トップリーダーの座標軸 人間力を高める経営の心得とはのレビュー

あらすじ

本著者である古田英明は、1996年にエグゼティブサーチ(経営者を対象としたヘッドハンティング)の会社を創業し、多くの人材をトップマネジメントとして一流企業に移籍させてきた。しかし国際化時代を迎えて、これからの日本を背負うリーダーへの不安感も隠し切れない。「聖書」や「コーラン」という絶対的なバックボーンを持つ海外勢と、精神的支柱に乏しい日本人が同じ土俵で戦っても勝負にならないというのである。それでも、日本には『論語』をはじめとする日本語で学べる古典があり、これらを通して経営の神髄に触れ、真のリーダーに求められる資質や条件を吸収できるというのが、古田の考え方の基本だ。もちろん古典から学ぶにとどまらず、人との出会いから学ぶ、後進を育成する、程合いを見て身を引くなど、日本らしい経営者のスタイルを見直す大切さも説いている。より厳しさを増すであろう次代の日本で、経営者を目指す志の高いビジネスマン必見の書。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

今度関係者に会うので読んでみた。
難題を抱える今の日本に本物のリーダーが必要だとしている。
日本人の精神的バックボーンに据えるのは論語であるべき。日本に必要なリーダーはピラミッドの頂点ではなく95%の人を支える5%の人。能力以上に人間性も求められる。
成長には人と出会い、本を読み、旅に出る必要。あらゆる存在と信頼関係を結ぶ。などなど。

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2025年08月08日

Posted by ブクログ

近年「危機管理」「説明責任」など新たな経営者を問う社会問題などが発生している。そんな中で忘れがちなのがリーダーの心構えと行動だと、思う。日本企業の多くは事件事故に対する責任の擦り合いなど上司と部下が逆転している様をよく見る、また経営者自身が詳細をよく理解していな事で説明責任を問われても応答できないなど、「恥」の文化が蔓延っている。孔子の言う経営者でありながら社会規範に欠けた姿は地位があっても水ぼらしく情けない、だ。組織改革と老体の引退はタイミングを見定め実行すべきだ。

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2024年10月17日

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