あらすじ
ここ最近の高嶋政宏がちょっと変だ。バラエティ番組でSM好きを公言し、妻(シルビア・グラブ)への異常なまでの愛情を披露、さらには変態的なグルメリポートに……とにわかに話題をよんでいる。そしてこの、ぎりぎりアウトな髭面である。「いったいカレに何が!?」 「人ってこんなに変わるもの!?」 本書では本人があるきっかけを経て、いわく『変態』へと生まれ変わっていく様子を描き、その先に見えてきたという“生きやすい人生”についてをまとめました。穏やかでマジメに「SM」「スピリチャル」「フェチ」「グルメ」「嫁コンプレックス」などについて綴る、50代おっさんの変態エッセイです。
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俳優高島政宏が自身のSM趣味、フェチ、グルメ、健康法等々を縦横無尽に語りまくった本。
現役の有名俳優がここまで自身の趣味を晒してよいのかと、他人事ながら心配になるほど内容がディープ。
特にフェティシズムについて語っている章がヒドイ。
ぜひ、吉田豪の感想を聞いてみたいところ。
また、妻でミュージカル女優のシルビア・グラブは本書についてどう思っているのかも聞いてみたい。
あと、ちょっと驚きだったのが、高島(兄)といえばプログレ好きでも有名だが(以前キングクリムゾンのコンサート会場で見かけたことあり)、そのきっかけを作ったのが、なんと東京ロッカーズにも出演していた、日本の初期のパンクバンド「ボルシー」のメンバーからキングクリムゾンを勧められたことだった!著者の友人の兄が、ボルシーのベース&ヴォーカルだったとのこと。まさか、高島(兄)とボルシーがつながっていたとは!!
加えて、おかしかったのが、エレキギターを父親の高島忠夫にねだったところ、「エレキは不良になるからダメ」(笑)と却下されたが、なら「ベースはどう?」と聞くと、「ベースは音が低いから大丈夫だ」とのことで、ベースは許可が出たというくだり。腹筋崩壊ものだ!
ちなみに、本書内で紹介されている超激簡単グルメレシピのうち、マンゴーヨーグルトをただいま製造中。明日味見する予定だが、今から楽しみである。
Posted by ブクログ
俳優によるエッセイ。舞台「エリザベート」に出ていた時に、お客さんの誰一人自分のことを観ていない、主役しか観ていないことに気づいたとか。片岡愛之助に、「今井翼はフラメンコが得意なので、歌舞伎とフラメンコのコラボをやりました。高島さんの得意技は何ですか?」と訊かれ、何も得意技がないと気づいた。そんな高島兄が気づいたのは、自分がSMが大好きだということ。そして始まるSMに対する愛・・・
こんな事書いて大丈夫か?と思うようなことばかり書いてあるけれど、ハゲしく面白かった。
小6から高2にかけて110キロも体重があったけれど、サウナスーツで激やせしたそうだ。同じ学校に石黒賢がいて、彼に「高島はガンだ」という噂を流されたそう。(「振り返れば奴がいる」では優等生キャラだった石黒は、ガキ大将ぽかったらしい)
他にも川崎のソープで童貞を捨てた後、一般人との行為では上手くいかなかったとか、アナルバイブがどうしたとか(俳優のエッセイでアナルバイブという言葉を読むとは思わなかった)
単純に笑える話が多いのだけれど、同時にすごく安心する。みんな誰もが(誰もが?)(少なくとも私は)自分が変態だと心の中で思っているはずだけれど、それが許させれるような感じ。変態でまったく問題ないんだよ、そう言ってもらってる感じ。
まさか変態に癒されるとは。意外な収穫だった。
Posted by ブクログ
俳優として、真面目なイメージの髙嶋政宏がSMが好きなことを書いた本。
ということで、すごい露悪的なドロドロした本なのかなと思いながら読んだけど、いい意味で期待を裏切られて、カラっと明るい本でした。
SMバー、プログレ、駅弁、奥さんのシルビアさんと、自分が好きなものを熱く語る姿はまさに少年のよう。
中学男子がそのまま大きくなったようなかわいい印象。
ある程度キャリアがある俳優だし、芸能一家のサラブレットとしては、そんなガキっぽいところを見せられないと思うけど。
会社だってだんだんおじさんになってくると色々気取りだす。
周りも色々気を遣うし。
そんな立場のはずの髙嶋政宏が、自分を完全オープンにする境地になれたということが凄いなと。
昔はあった変なプライドを捨てたということが素晴らしい。
以下のあとがきの言葉が印象的でした。
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自暴自棄になったのではなく、「人にどう思われてもいい」というのは、もっと自分本位で生きていこうということです。
プライドや美学捨てたら、ラクになるんです。無意味な固執は本当にムダですから。無意味なプライドや美学に縛られている人が結構多いので、みんなラクになったら、もっと人生楽しくなるのになと思ったりします。人に馬鹿にされたから、なんだって言うんですか。大したことないですよ、そんなこと!
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不思議な魅力のあるタレント本でした。
Posted by ブクログ
高嶋政宏さんの個人的嗜好や普段心がけていることが赤裸々に語られている内容。妙な「男のプライド」を持たず、人の目を気にしない生き方は同じ男性として大いに見習いたい。好感度がめちゃくちゃ上がった。
Posted by ブクログ
できれば本のタイトルは”変態紳士”ではなくて、”変熊紳士”にして欲しかった。
さて、本書は俳優である著者が、自らの愛好する趣味・嗜好を惜しげもなく披露した一冊であり、確かに「姉さん、事件です」という感じが半端ない。
SM、グルメ、水素吸引(水素水ではない。二流の芸能人は水素水を飲むだろうが、一流である著者は吸うのだ。母乳だってただ飲むよりも吸う方が楽しいに決まっている、私はそういう趣味はないけど)、プログレ、スピリチュアルなど。
音楽ファンとして著者のKing Crimsonを始めとする著者のプログレ愛は知ってはいたが、最も多くのページが費やされるSMショーへの愛情については、「はえー、すっごい」という他ない。
そういえば、この手の本にしては珍しく、巻末に「本書は高島政宏への取材を元にまとめたノンフィクションです」とのバカ正直な記載があるのも変わっている(芸能人本でこのように正直に書いてある本は初めて見た)。
Posted by ブクログ
この人ってこういう人だったんだ、と一面がわかった。
ファンつうのでもないけれど、嫌いな俳優でもないけど
変態的なのは、ちょっと普通に引くかなぁ。
まぁ正直でよろしいのでは。 周りに迷惑かけずで家族が幸せなら。
Posted by ブクログ
特別何かがあるわけではなかったが、SM好きを公言してから良い意味で印象が変わりました。
本書でもその辺りは赤裸裸に語られていますが、変な嫌悪感とかは全くなく読み終えました。
高嶋兄を単なる俳優というカテゴリーに入れるのは難しいのかな。
説明
内容紹介
【目次】
1章 遅すぎたSMとの出会い
2章 ホンモノのSM
3章 青春ルサンチマンからの逃走
4章 生で感じるアングライベント
5章 グルメ・食べログおっさん
6章 胡散くさいほどに健康マニア
7章 えろてぃっくフェティシズムisマイン
8章 スピリチュアルMASAHIRO
9章 妻・シルビアを愛させていただきます!
10章 バイプレイヤー論
11章 プライドを捨てた変態は愛されはじめた
【内容紹介】
ここ最近の髙嶋政宏がちょっと変だ。
バラエティ番組でSM好きを公言し、妻(シルビア・グラブ)への異常なまでの愛情を披露、
さらには変態的なグルメリポートに……とにわかに話題をよんでいる。
そしてこの、ぎりぎりアウトな髭面である。「いったいカレに何が?」「人ってこんなに変わるもの?」
本書では本人があるきっかけを経て、いわく『変態』へと生まれ変わっていく様子を描き、
その先に見えてきたという“生きやすい人生"についてをまとめました。
穏やかでマジメに「SM」「スピリチャル」「フェチ」「グルメ」「嫁コンプレックス」などについて
綴る、50代おっさんの変態エッセイです。
内容(「BOOK」データベースより)
高嶋政宏はとにかくまじめだ。大まじめに度が過ぎている。まっすぐに異常だ。見つけたものを静かに粛々と奥まで愉しむ。その姿は、とても紳士、変態的だった。超個性派バイプレイヤーの怪エッセイ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高嶋/政宏
1965年10月29日生まれ。東京都出身。87年、映画『トットチャンネル』で俳優デビュー。同作及び映画『BU・SU』での演技により、第11回日本アカデミー賞新人俳優賞、第30回ブルーリボン賞新人賞、第61回キネマ旬報新人男優賞などを受賞。以降、テレビ・映画・舞台と幅広く活躍。近年では、バラエティ番組にも多数出演しており、新しいフィールドを開拓している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)