【感想・ネタバレ】暦の科学のレビュー

あらすじ

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ふだん何気なく使っているカレンダーや手帳。そこには「暦」が刻まれています。よくよく考えてみると、1年、1か月、1週間、1日というそれぞれの区切りは非常によくできたシステムのようです。それらはいったいどのようなメカニズムで形成されているのでしょうか。それは古代から人々が天を仰ぎ観察し続けた、太陽と月の動きから作られています。本書では、その仕組みをやさしく解説し、それにともなう季節の話、潮の満ち干や日食・月食などにも触れていきます。

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Posted by ブクログ

高校で地学や物理を履修していない文系でも読めるようになっています。
図解を多用しつつ、南中時刻の変化など他の本がさらっと流してしまうような話も丁寧に解説してくれます。
特に潮汐や閏秒については、ググってもよく分からなかったのに、この本を読んだら簡単に理解できたように感じます。
ただ、黄道、白道といった概念は解説なしに出てくるので、難易度としては、何回か天体観測したことがあって、その上で疑問を抱えている人向けといったところでしょうか。

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

ユリウス暦=紀元前46年。閏年を4年に1回。
グレゴリオ暦=1582年グレゴリオ13世=100年ごとに閏年を入れない。400年は入れる。

7月はユリウスの誕生月でjulyの元となった。8月はアウグストゥス。

24節気。雑節=節分=立春などの前日、彼岸=春分秋分の前後計7日、八十八夜=立春から数える=晩霜、二百十日=立春から数える=台風

入梅=80度の位置、土用=297度、27度、117度、207度が土用の入り、そのあと立春などの日まで。

イスラム教は金曜日が安息日。

明けむつ=日の出が一日の始まり。
イスラム教では日の入りが一日の始まり。
天文時=正午が一日の始まり。

井戸が高いほど、夏冬の日の出日の入りの時間差が大きい。
春分の日秋分の日は、日の出と日の入りの定義、大気の影響で浮き上がって見えるため、日の出ている時間のほうが長い。

初日の出は犬吠埼が一番早い。

日の出前日の入り後は約30分明るい=夜明け、薄明。明け六つ、暮れ六つ。緯度が高いほうが長い。ずっと続くのが白夜。

磁北は真北に対して5~9度西にずれている。

南中時刻外れる=自転しながら公転しているので余計に自転しなければ南中にならない。ケプラー運動と傾きがあることで一定しない。

新月ではなく朔、満月ではなく望。三日月から遡って決めたため、朔という名前になった。

月齢は正午の月齢を差している=正午月齢。

月は南中時刻が一日より遅れる=南中がない日がある。

地球の半径分で金環日食とに皆既食に分かれるときがある=金環皆既食

皆既月食中の月にも大気によって曲げられた光が届いている=赤銅色の理由。赤い光。

日食より月食が多いのは、月食は地球上どこでも見られるが日食は一部でしか見られないから。実は日食のほうが多い。

月が地球を伸ばすため、潮の満ち引きが起きる。
新月と満月の時大潮=太陽の影響と重なる。
半月は小潮。

観潮で地球の自転が遅くなる。月は加速する。
昔は1年が400日=自転が速かった。

月の公転速度と自転速度は同じ。
だんだん遠ざかっている。1年に3.8センチ。

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2018年02月28日

Posted by ブクログ

太陽、地球、月の動きを精密に解説している好著だ.図表も丁寧に書いてあり、理解が深まる.満潮と干潮の解説は興味があったが、うまく説明してあり感心した.

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2014年04月13日

Posted by ブクログ

一年、一ヶ月、一週間、一日といった時間の単位、
日の出や日の入り、月の満ち欠け…それに旧暦、二十四節気。
ふだん当たり前のようにつかっているものの由来・定義、
天文学的なしくみなどをわかりやすいイラストともに、
ていねいに解説してくれています。
言葉はよく聞くけど、
ちゃんと説明しろって言われるとできない、
結局どういうこと?っていう疑問に答えてくれる本です。

本当にキホンのキ、という感じで、
そこまで深入りはしていません。
映画「天地明察」の公開が今秋に控えていますが、
それを機に暦についてちょっと知りたい、
という人にはおすすめですね。

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2012年06月07日

Posted by ブクログ

表題や「はじめに」を読むと、『暦』についての解説を期待するが、その期待に対しては全6章中の第1章、第2.1節、第6章だけで、その他は「暦にまつわる天文学」についての話が中心であり、期待とは違っていた。

逆に、「暦にまつわる天文学」の解説書、「太陽と地球と月の天文学」の解説書として読めば、非常にわかりやすい本である。

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2015年08月11日

Posted by ブクログ

へーと思わせる知識も多く読みやすいが内容の分量を考えると1500円はちょっと高い。
800円くらいかな。

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2013年05月06日

Posted by ブクログ

暦と太陽・月の動きは切っても切れない関係。
一日、一月、一年。どうやってその長さを決めてきたのか、太陽と月の動きからわかりやすく説明してくれている。
太陽や月の動きに重点を置いた本。図もあるしその部分はわかりやすかった。
詳しい暦の歴史を求める人には向いてないかな。
基本的な太陽や月の動きを知りたい人にはオススメ。

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2012年09月15日

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