【感想・ネタバレ】あなたの病気には意味があるのレビュー

高田明和

「脳梗塞や心筋梗塞を起こすような人は、昔なら大変な英雄だった。……これら重大な病気は、なぜ起こるのか、その原因を深く探っていくと、それは単にからだの中の“異常箇所のトラブル”や“弱点の露呈”ではなく、むしろある意味で“強さの表われ”だということが分かってきます。」と、著者は語る。
わたしたちを蝕む病気が、体の弱さによるものではなく、人としての優れた特性だとしたら？
病気との向き合い方も考え方もおおきく変わる、病気についてまったく新しい視点で捉えた貴重な書だ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

病気＝マイナスの事象
と思われていることを取り上げて
遺伝子的歴史的発生的には
こんな背景があったんですよ〜、
こんな優れた面を持った資質なんですよ〜、
ということを解説した本。

それはそれなりに面白いし、
その症状を持っている人には心救われる本だと思う。

ただ、自分にはあてはまる症状が載っていなかったので
身近度が低く感じられたことと、
プラス面があることはわかったけど、現実に感じているマイナス面をどう解消して良いかの解決策が薄かったので、
その点が物足りなかったです。