あらすじ
「待って! 閉じないで!
これは、ホットなレズビアンのボンデージ・セックスを描いた本よ」
彩色耽美のオトナ百合アメコミ!
「LGBTQ*」と「BDSM**」を描く、心をかき乱すロマンティックラブストーリー、邦訳版第2巻が早くも登場!
“考えすぎてはダメ”
アリーとリサは、どこにでもいる典型的なカップル。
ビデオゲームで遊び、デートに出かけ、そして、心に秘めた気持ちや欲望を不器用に避けながら、BDSMのセックスに耽る2人。
友達の域を越え、うっとりするようなSMの世界にのめり込み、絆を強めていくが、アリーの隠された過去が彼女たちを引き離そうとする…
アメリカの大手コミック出版社で活躍するアーティスト、ステファン・セジクが描く、官能的でエロティックな登場人物が魅力のコミック本編に加え、巻末には「制作裏話」「カバーアート」「ピンナップ」を収録。
盛りだくさんのアートワークにも大注目!
*「LGBTQ」:レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、ジェンダークィア等の性的少数者を示す言葉
**「BDSM」:ボンデージ、ディシプリン、サディズム、マゾヒズム等の嗜虐的性嗜好を示す言葉
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とても、おもしろい。1巻もそうだったんだけど、百合のBDSMという過激なモチーフとアメコミならでのダイナミックな構図かつ美麗な絵で、吉田秋生なみの繊細な感情表現をしているのがフレッシュに感じる。
2巻は前巻と比べてBDSMというテーマ性が前面に出てくる。登場人物がBDSMに対してある種の中毒状態になる描写や、BDSMが物理的に危険であるという話が興味深かった。自分にとっては完全に異世界なんだけど、感情描写がていねいで登場人物に寄り添っているので、読んでいていつのまにか感情移入しちゃっているんだよなあ。このマンガがきっかけでBDSMに目覚める人もいるのではないだろうか。
おまけの絵も、二次創作感が強くいちいち楽しい。作者はJRPGが好きなようで、BDSMとオタク文化って意外と相性がいいのかなあと思った。