【感想・ネタバレ】政治学者が実践する 流されない読書のレビュー

あらすじ

教養とは「思想的軸」――それは読書でつくられる。自分らしくあるために、自分らしく生きるために

現代は情報が過剰ともいうべき時代です。マスメディアだけでなく、SNSを通じて、膨大な情報が我々の手に届きます。こうした情報を活用するのは結構ですが、多くの人が情報に踊らされているようにも思えてなりません。容易に流されることなく、自分自身で一つひとつの情報を吟味していくためには、読書によって培われた「思想的軸」が重要となってきます。
「思想的軸」とは、必ずしも、思想そのものから導き出されるわけではありません。
面白いと思って読み始めた推理小説の登場人物の台詞の中に、驚くべき洞察を見出すことがあるかもしれません――(「はじめに」より)

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Posted by ブクログ

よく知識人の読書本かと思いきや、なかなか納得のいく論点が並ぶ。ショーペンハウアーの『読書について』をゆがんで導入したヒトラーの読書法など。政治学者であるから、政治関係の本が多くて、知らないものも多く興味深い。
「流されない読書」という、一本筋の通ったタイトルに惹かれるが偏屈な理論家肌の知識披露ではない。

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2018年11月08日

Posted by ブクログ

「後世への最大遺物」、「万物は流転する」、「弟子」、「国家」、「人間であること」を読んで見たいと思いました。子供には、「改心」を読んでもらいたいですね。

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2018年11月26日

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