あらすじ
僕は、どんな人間だったのか。どんな君を好きだったのか――。
「理想の三組」と呼ばれた高校のクラス全員が、ある日突然記憶喪失に。すべての人間関係についての記憶が失われた状態で生まれてきた謎を、主人公の「僕」は解き明かせるのか。「僕」・九瀬永一とクラスメートの叉桜澄は今は全く性格が合わないが、記憶を失う前は付き合っていたようで……。
残されたSNSや日記からふたたび理想の姿を取り戻せる日は来るのか――。
主人公自らも記憶喪失というハンデを抱えながら、さまざまな謎を、やはり記憶を失ったクラスメートで恋人(だったらしい)叉桜とともに解き明かしていく。
「謎好き乙女」シリーズや「今夜、君に殺されたとしても」で話題沸騰の著者による、待望の新シリーズ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2018年119冊目。クラス全員が記憶喪失。以前の自分とのギャップに思い悩み、本当の自分というものがわからなくなる繊細な心情がリアルに描かれている。気になるところで終わってしまったので、出来るだけ早く続きを読みたいけれど、どうなるだろうか。
Posted by ブクログ
1つのクラスの生徒全員が、人間関係に関わる記憶を同時に失ってしまう、という特殊状況のミステリー。この特殊状況なりの謎が描かれますが、論理自体はこの状況でなくても成立するので、成功してるとはいいがたいかな。
そのそもなぜ記憶が失われたのかってところに手を付けるところで終わってしますので、もやもや感が残ります。
Posted by ブクログ
続くんかーい。ってかシリーズ物かーい。
記憶喪失になんてなったことないから記憶喪失になった人の気持ちなんて分からない……。
そう考えるとよく記憶喪失ものなんて書けるよな。
やっぱ作家ってすげーや。
Posted by ブクログ
教室にいる状態で一クラス全員が記憶喪失になるというのが面白い。友人はいたのか、好きな人は誰だったのか。「理想のクラス」になるべくリセットされたらしいが、次巻に続く…。